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大阪の性転換手術死 院長を書類送検 看護師の「転院必要」進言聞かず (読売・大阪版 2005/07/02朝刊)
◆業過致死容疑 大阪市北区の美容・形成外科「わだ形成クリニック」で2002年2月、女性への性転換(性別適合)手術を受けた東京都内の会社員男性(当時35歳)が死亡した事故で、大阪府警捜査1課と天満署は1日、執刀した和田耕治院長(51)を業務上過失致死容疑で書類送検した。手術中に男性の容体が急変した際、看護師が救急病院への搬送を進言したのに和田院長が聞き入れなかったことが新たに判明。府警は、院長が死亡の危険性を明確に認識しながら適切な処置を怠ったと判断した。 調べでは、男性は同年2月25日夜、同クリニックで手術を受け、麻酔薬の過量投与による副作用などで呼吸困難に陥った。しかし、和田院長は人工呼吸など適切な呼吸管理を行わずに手術を継続。さらに「肺水腫(すいしゅ)」の症状が疑われるなど容体が悪化したのに、速やかに救急病院へ転院させず、翌26日早朝、男性を呼吸不全で死亡させた疑い。 和田院長が救急車を呼んだのは、男性が心肺停止状態になった直後。男性は搬送先の救急病院で、間もなく死亡が確認された。心肺停止状態になる約4時間半前、看護師が「救急搬送した方がいい」と意見を述べたが、院長は「容体が安定するまで自分が救護処置を続ける」と聞き入れず、手術を続けたという。 調べに対し、和田院長は「結果的に搬送が遅れたのは事実」と転院が遅れた責任を認める一方、「呼吸管理に過失はなかった」と一部、容疑を否認している。 (後)へつづく
by alfayoko2005
| 2005-07-03 06:17
| トランス
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