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[教育ルネサンス]3歳からの性教育 体の仕組み学び被害防ぐ (読売 2005/08/29)
子どもたちを性被害から守るために、幼児期から性について学び、親子で語り合える家庭環境を作ろうという機運が高まっている。個人的な活動ながら各地で講座などが開かれており、講師の養成を始めたところもある。(小坂佳子) 「タブー視せず 親子で話そう」 「家庭で始める3歳からの性教育」。徳島市で7月に開催された「“人間と性”教育研究協議会」の全国セミナーで、兵庫県西宮市の徳永桂子さん(47)がこう名付けた模擬授業を行った。 徳永さんは、子どもへの暴力防止などの民間活動に取り組んでいる。カナダで性教育に携わってきた看護師メグ・ヒックリングさんのプログラムに出合い、独自に改良を加え、2001年から出前授業を実施している。関西の保育園や幼稚園、小学校などに出向き、子どもと保護者に30分話し、その後、大人だけを対象に1時間半ほど解説する。 子ども向けの授業では、みんなで遊びながら体の様々な場所の名称を教える。次に「性器は自分だけの大切な場所だから、見せてと言われたら『いやだ』『やめて』と言いましょう」などと、被害に遭わないような対応をやさしく伝える。体の名称をまず教えるのは、自分の体を理解させるためだ。 大人には、万一、子どもが性被害に遭ったときの対応を説明する。「何度でも被害に遭ったときの話を聞いてあげて下さい。子どもにとって、話すことが心に受けた傷の回復にもつながります」 幼児期からの性教育は必要ない、という意見も少なくない。だが徳永さんは「性の知識がない子は、性犯罪者に狙われやすいと言われる。性被害に遭っても自分が何をされているのか分からなかったり、いやと言えなかったりするからです」。子どもが被害を訴えられるよう、普段から性について話し合える親子の関係作りが大切だと力説する。 このセミナーでは、PTAや子育てサークルで、子どもの性について勉強会を開いている熊本市の波口恵美子さん(50)も発表した。「子どもの疑問に答えられず悩んでいる親は多い。しかし、性について語ることをタブー視する傾向があり、親同士で悩みを共有できないでいます」 ◇ 「いのちはどこからきたの? 9歳までに伝える『誕生』のしくみ」(情報センター出版局)の著書がある東京都渋谷区の大葉ナナコさん(40)も保育園や小学校で講演してきた経験をもとに、親子で性について語り合うことの大切さを訴えている。 一昨年12月からは講師の養成にも取り組み、これまで約30人が性教育の基礎などを学ぶ研修を終えた。講師が小学校で講演する際は、保護者にも参加を呼びかける。教師任せにしないで、子どもと語り合うきっかけにしてほしいと考えるからだ。 「今は、親が子どもだったころとは比較できないほど性の情報があふれている。親が子の相談相手になれなければ、子どもは性情報に振り回されてしまう」と指摘する。 (2005年8月29日 読売新聞)
by alfayoko2005
| 2005-08-29 11:19
| ジェンダー・セックス
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