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[米民主党の挑戦](上)ヒラリー氏、右旋回 政権奪還へ戦術転換(連載) (読売 2005/09/02朝刊)
ブッシュ米大統領の人気が低迷する中で、民主党が2008年大統領選に向け動き始めた。特にヒラリー・クリントン上院議員に待望論が強い。米社会が全般的に保守化する中で、民主党復活のシナリオはあるのか――現地で探った。(ワシントン 伊藤俊行) ◆救世主扱い 8月中旬、クリントン上院議員は、共和党のジョン・マケイン上院議員(69)と、最北の州アラスカを訪れた。地球温暖化の影響を視察するためだ。 「氷河が縮んでいるわ。温暖化の影響は深刻ね」 10月で58歳になる前大統領夫人の言葉にうなずくマケイン氏。米メディアの関心は、視察内容よりも、2008年大統領選のライバルと目される2人の呉越同舟ぶりに集まった。 ヒラリー夫人は今や民主党の救世主扱いだ。民主党支持者の間で40%が夫人を次期大統領候補に望み、2位のジョン・ケリー上院議員16%を引き離した(8月のCNN世論調査)。 ◆「左過ぎ」 だが「ヒラリー夫人で勝てるのか」と聞くと、民主党支持者でさえ疑問を抱く。最大の壁は、米社会と政治が全体的に保守化する中で、ヒラリー夫人は「左過ぎる」と見られることだ。 学生時代から同性愛者差別解消や女性の地位向上運動にかかわり、ファーストレディー時代には健康保険改革案をまとめた。共和党有力者がホワイトハウスに招かれた時には、「どうして『敵』を私の家に入れるの」と涙声で大統領スタッフを非難するほど、政敵には容赦ない人だ。 しかも民主党は1981年以降の25年間で、共和党大統領の治世17年に対し、わずか8年と分が悪い。6月のゾグビー社調査では、マケイン氏対ヒラリー夫人の戦いでは、54%対35%でマケイン氏が勝つという結果になった。 劣勢挽回(ばんかい)のため始まったのが、クリントン前大統領夫妻そろっての右旋回だ。 ヒラリー夫人は7月の党集会で「民主党はイデオロギーの停戦を」と呼びかけ、党内左派に、中道主流派の公約作りに協力するよう求めた。最近は、かつての最大の政敵ニュート・ギングリッチ元下院議長(共和)にもすり寄り、「私とは社会保障改革で共通点が多い」と持ち上げた。 上院議員としても、イラク戦争開戦を支持する決議に賛成するなど、「中道」イメージを積み上げる。 クリントン前大統領も6月、ブッシュ大統領の父・41代大統領と、ブッシュ家の別荘近くでゴルフを楽しんだ。アジア津波災害の際には、現大統領の要請で2人で被災国を飛び回った。 「父親は元々息子より穏健だ。ブッシュ家が一枚岩でヒラリー夫人を攻撃しにくくしているんだ」と事情通は解説する。 ◆厳しい失地回復 だが、クリントン夫妻や民主党主流の右旋回は、どこまで本物なのか。 前大統領の故郷、アーカンソー州リトルロック市には、そのカギがある。昨年建てられたクリントン図書館だ。 展示は、激しい共和党批判であふれ、不倫や金銭疑惑に関する大統領弾劾の試みをすべて、「共和党が仕掛けた権力闘争」と決めつける。党派的な敵がい心をむき出しにしているのだ。 「民主と共和」あるいは「保守とリベラル」の溝は、実はクリントン政権時代に深まった。共和党支持層が半ば感情的に夫妻の言動を拒絶し、より保守的立場に傾いたからだ。 その振り子は、ブッシュ時代になって、キリスト教保守派が伸びたことと、9・11米同時テロによって一段と右に揺れた。ヒラリー夫人が戦術的に中道に寄ったとしても、失地回復は容易ではない。 図=米政界の政治理念分布
by alfayoko2005
| 2005-09-03 01:19
| LGB(TIQ)
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