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人気マンガの世界、現実に 「のだめカンタービレ」音楽会 10月に兵庫で (読売・大阪版 2006/07/27夕刊)
◆10月兵庫・西宮で音楽会 クラシック音楽に打ち込む学生たちの青春マンガ「のだめカンタービレ」が人気で、単行本の売り上げは1000万部を超えた。著者がオーケストラの楽団員らに取材して、楽器ごとの奏者の個性や演奏場面をリアルに描き出している点がクラシック界でも関心を集め、10月には、マンガの世界を再現する音楽会が兵庫県で開かれる。こうしたテーマのマンガが少ない上、実際に演奏会まで行われるのは異例だ。(満田育子) 「のだめ――」(二ノ宮知子著)は2001年から講談社発行の雑誌で連載が始まり、現在単行本が15巻まで発行されている。音楽大学を舞台に、ピアノの才能は豊かだが身辺は散らかし放題の野田恵(のだめ)と、なぜか彼女を放っておけない指揮者の卵、千秋が主人公。二人の恋を軸に、落ちこぼれオケが成長し、日本から世界へ羽ばたいていく様子が描かれる。 NHK交響楽団の首席オーボエ奏者、茂木大輔は二ノ宮の取材に協力している一人だ。茂木は読者の希望にこたえて、マンガに登場する楽曲を演奏し、舞台上のスクリーンに場面のイラストを映し出す、「生で聴く『のだめカンタービレ』の音楽会」を企画した。 茂木は、「のだめは天才の象徴。ある突出した才能を持ち、別の部分で抜け落ちていても憎めない」と語る。世界的ピアニストのアルゲリッチが演奏会の楽屋で靴下をはく時に、「どっちが左足か右足かわからない!」と叫ぶのを見たことがある。のだめにも、似たものを感じるという。「千秋も成功する指揮者像で、品があり耳が優れ、音楽に対して妥協しない」 音楽会ではそんなマンガの魅力を茂木が解説し、大阪音大のザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団を自ら指揮する。ピアノは三輪郁、オーボエは古部賢一。 のだめと千秋の出会いの場面で演奏されるのは、ベートーベンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」。ゴミだらけの部屋でこの曲を弾くのだめに千秋が圧倒される様子をイラストで見せる。千秋の指揮で学生オケがベートーベンの交響曲第3番「英雄」を披露する場面は、マンガで描かれる大胆な振りを付けた演奏を再現。最後は、ブラームスの交響曲第1番を全曲聴かせる。 「いいオケほど奏者を型にはめず、新たなことに挑戦する好奇心を伸ばしてくれる」と茂木。自身もジャズピアニストの山下洋輔と共演したり、「オーケストラ人間的楽器学」といったユニークな演奏会を行ったりしている。「マンガで描かれる様々な個性を包み込むオケは、演奏家にとって理想かもしれない」 音楽会は兵庫県立芸術文化センター(西宮市)で10月25日午後7時からと26日午後2時、7時の計3回公演。S席6500円など。チケットは今月29日発売。問い合わせは同センター(0798・68・0255)。 写真=野田恵(左)と千秋(右)が主人公のマンガ「のだめカンタービレ」にはクラシック界にもファンが多い((c)二ノ宮知子・講談社) 写真=「二ノ宮さんの描く人物には、『こんな音大生、おったよなあ』と感心する」と語る茂木大輔
by alfayoko2005
| 2006-07-30 00:43
| Music
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