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医療ルネサンス 増える性感染症(1)クラミジアから不妊も (読売 2005/07/05)
![]() 「まさか不妊になるなんて……」 東京都のA子さん(36)は、悔しい気持ちを隠しきれない。不妊の原因は、クラミジア。症状がないことも多く、感染者は20歳代を中心に100万人とも言われる最もありふれた性感染症だ。 25歳ごろから、時々、下腹部が痛み、寝込んでしまうこともあった。自然に治まるのでそのままにしていたが、症状が重くなってきた30歳の時、都内の大学病院産婦人科を受診した。 クラミジアが子宮の奥に侵入し、腹膜炎を起こしていることがわかった。 さらに炎症は卵巣から子宮へと卵子を運ぶ卵管にも広がり、卵管が詰まり不妊症にもなっていた。 クラミジアは、感染1~3週間後、女性はおりものの増加や下腹部痛、性交痛、男性は軽い排尿痛、かゆみ、陰のうの腫れが現れる場合がある。しかし、女性の7割、男性の5割が無症状なので、自覚しないまま性交渉の相手にうつしていることが多い。 10年前に比べて2倍近くに増え、女性が男性より多い。原因となる微生物は尿道や膣(ちつ)などに住みつくので、コンドームを使えば感染しない。 A子さんは、抗菌薬を1週間服用し、クラミジアがいなくなったことが確認された。しかし、組織が傷んだA子さんの卵管が機能を取り戻すのは難しい。「性感染症は早く治さなければいけないんですね」と思いを込める。 男性も感染が放置されると精巣周辺に炎症が広がり、子供ができにくくなることがある。その怖さが理解されないまま、クラミジア感染は若者の間にまん延している。 旭川医大の研究グループが、ある県の高校生男女約3000人を対象にクラミジア感染の有無を調べたところ、男子生徒が7・3%、女子生徒は13・9%も感染していた。いずれも自覚症状はなかった。 このような現状を受けて東京都は今年度、都立高校に産婦人科医を定期的に派遣するモデル事業を始めた。教師に性教育の仕方を指導したり、生徒の性の悩みに応えたりするためだ。 派遣医師の一人、産婦人科「東(あずま)クリニック」(東京都渋谷区)院長の東哲徳(てつのり)さんは「高校3年生の性交経験率が4割に達する現在、学校でも、性感染症について教えないと、感染者数の増加に歯止めがかからない」と危機感を募らせる。 若者が開放的になる夏本番を前に、増え続ける性感染症の現状を報告する。 性器クラミジアの検査 女性は膣内に綿棒を入れて分泌液を採取し、男性は尿を取り、それを遺伝子検査で調べる。女性は婦人科、男性は泌尿器科。保険で受けられる。約5日後に結果が出る。
by alfayoko2005
| 2005-07-05 12:52
| ジェンダー・セックス
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