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異文化結婚 境界を越える試み [編著]ローズマリー・ブレーガー、ロザンナ・ヒル [掲載]2005年07月03日 [評者]多賀幹子 - 朝日 オックスフォード大学の女性文化研究所がワークショップを実施、そこから生まれた本だ。日本では外国人との結婚を国際結婚と呼ぶが、多民族化に向かう現況では、異なる言語や宗教などに属する者同士の結婚には、「異文化結婚」がより適切ではないかと、監訳者は述べる。 ヨーロッパ、中東、アジアなどにまたがった数多くの事例は、異文化結婚の多様な側面をあぶり出す。国家が異文化結婚を規制するかと思えば、異人種間であっても同じ宗教が二人の絆(きずな)を強固なものにすることに、新鮮な驚きを覚えた。 ジェンダー間の役割期待のずれが結婚を崩壊させる厳しさもあるが、子どもたちは、二つの伝統を持つことは自分に広い視野を提供すると、アイデンティティーを肯定していて心強い。日本でも外国人との結婚がこの30年で6.5倍に増加した。ただあこがれたり、逆に毛嫌いしたりする偏見から解放される一冊。 新泉社 異文化結婚 境界を越える試み ローズマリー・ブレーガー、ロザンナ・ヒル 編著 吉田正紀 監訳 A5判 344頁 3000円 ISBN4-7877-0504-0 国境、民俗、宗教、言語などを越えた結婚に対する、国家や法の規制、他者への固定観念、拡大家族や親族との軋轢、アイデンティティの危機など、さまざまな制約を検討するとともに、文化の境界を越えるという困難な試みに挑戦している世界各地の多様な事例を紹介する。
by alfayoko2005
| 2005-07-06 17:45
| Books
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