カテゴリ
お知らせ トランス LGB(TIQ) HIV/AIDS 米政治 国内政治 ジェンダー・セックス バックラッシュ Books Movies Theatres TV & Radio Music Others Opinions 以前の記事
2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 検索
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
[アンダーカレント]深刻DV明らかに 仙台市、初の調査 (読売・仙台版 2005/07/06朝刊)
◆2割の女性「暴力受けた」/「一人で悩まないで」民間や県、市に窓口 県内で、女性に対する家庭内暴力(DV)被害が目立っている。仙台市が行った初の実態調査によると、夫や恋人から身体的暴力を受けた経験を持つ成人女性は20%に上っており、DV相談の窓口となっている民間団体などは「一人で悩まず、気軽に相談してほしい」と呼びかけている。(大石由佳子) 「その反抗的な目は何だ」「態度が気にくわない」。30歳代の女性会社員(仙台市)は、激高する夫から8年間にわたり暴行を受けた。2年前まで「恐怖と緊張の日々」が続いた。 夫の暴力は結婚して間もなく始まった。機嫌が悪いと、髪をつかまれ、壁や床に押しつけられた。首を絞められ、「いずれ殺される」と、震えが止まらない夜もあった。 「悪いのは夫を怒らせた私」と耐えてきたが、4年前、インターネットでDV被害者の体験談を偶然読み、「自分と同じだ。これはDVだったんだ」と涙が止まらなかった。 幼い息子2人を抱え、自立への不安があり、すぐ逃げ出す気持ちにはなれなかった。決心させたのは、暴力場面が映ったテレビを突然、消した保育園児の長男だった。「ママが殴られる姿はもう見たくない」と精いっぱい訴えているように見えたためだ。 生活していた近県から県内の民間団体「ハーティ仙台」(八幡悦子代表)のシェルター(避難施設)に駆け込んだ。今春、夫との離婚が成立した女性は、「当時はすべてをあきらめていた。今は自分の将来を見つめることができ、幸せ」と笑顔で語った。 女性の権利問題に詳しい小島妙子弁護士(仙台市)は「妻は経済的な不安から、DV被害を一人で背負い込む傾向が強い」と指摘。 DV関連のカウンセリングを行う「ワナ・クリニック」(仙台市青葉区)の鈴木美枝カウンセリングルーム室長も「暴力は、相手に対する支配欲の現れ。我慢したところで、態度が改まる見込みは薄い」と話す。 ◆県への相談も前年度比増加 県女性相談センターなどに寄せられた昨年度のDV相談は、前年度より78件増の642件となり、増加傾向にある。 仙台市が今年度、初めて実施した、暴力の実態調査の結果(女性の回答数482人)をみると、夫や恋人などから「大声でどなられた」は50%で最も多かった。続いて「長い間無視された」(35%)、「意に反して性行為を強要された」(26%)、「平手打ちや足げにされた」(20%)の順だった。 DV被害が表面化するにつれ、自治体や民間団体で支援の輪も広がってきた。県や仙台市は電話・窓口相談を実施し、DV防止法などの情報を提供。さらに県は一時保護施設を運営し、新しい生活に向けた支援も行っている。 八幡代表は「DVは家庭の問題と見られがちだが、大きな社会問題だ。被害体験を持つ女性同士が語り合い、体験を共有することで新たな勇気がわいてくるようだ」と手厚い支援の必要性を強調する。
by alfayoko2005
| 2005-07-07 01:17
| ジェンダー・セックス
|
ファン申請 |
||