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HIV抗体検査どう促進 神戸・エイズ国際会議から (神戸新聞 2005/07/13)
エイズの早期発見・治療の決め手となるエイズウイルス(HIV)抗体検査。しかし、日本では検査を受ける人数がまだ少なく、感染者拡大を防ぐための課題となっている。検査を促進するにはどうすればいいのか。神戸で開かれた第7回アジア・太平洋地域エイズ国際会議などで、HIV感染者自身が語った。(本田純一) プライバシー厳守の徹底を 「HIVに対する漠然とした“負”のイメージが、検査を受ける気持ちを阻んでいる」 同会議で催されたワークショップなどで、HIV陽性者のための国内ネットワーク「JaNP+」代表を務める長谷川博史さんが指摘した。 長谷川さんは、一九九二年に、HIVの感染が判明した。 検査を受けない人の心理について、知識不足による誤解に加え、もし陽性ならば、自分が偏見や差別にさらされ、人間関係を損なった上、性交渉を失うのでは、という不安があるからと分析。さらには、治療費など生活上の心配も重なり、検査の敬遠につながっているとした。 また、エイズを過度に恐れる必要はないと強調。しかし、逆に楽観視することは「感染が分かっても、治療を軽視する可能性がある」と警告。「たとえ陰性であっても、検査後、無防備な行為を繰り返しかねない」と警鐘も鳴らす。 一方、現在の国内の検査体制をめぐっては、長谷川さんは「時間や場所など、検査を受けやすい環境が整っていない」とし、「現代人の多様な生活リズムに合わせ、夜間や休日を含め、手軽で迅速に検査できる仕組みづくりが不可欠」と注文。「検査を受ける人の自主性に基づく、プライバシー厳守を徹底した検査が必要。治療につなげるためのカウンセリングの体制も整備すべきだ」と力を込めた。 また、検査を行う側については、「検査を受ける人たちへの配慮が不足しているケースも目につく。相手の価値観に立ち入らず、健康面だけを冷静に見詰めてほしい」と強調した。 長谷川さんは「公衆衛生のための予防ではなく、個人の健康を支援するための検査という位置付けをはっきりすべきだ。検査を受ける人の視点に立った対策を」と締めくくった。 国連 600万人の感染回避策提示 国連合同エイズ計画(UNAIDS)は、アジア・太平洋地域において、今後五年間で六百万人のエイズウイルス(HIV)感染を回避するための、包括・効果的な緊急エイズ対策の条件を示した。 神戸市でのアジア・太平洋地域エイズ国際会議で明らかにした。 条件は、(1)各国の麻薬常用者ら感染の危険性の高いグループへの予防キャンペーンの強化(2)HIV感染者の約80%への抗ウイルス薬治療(ART)適用。さらに、これらの施策を講じるため、データに基づいたターゲットや優先順位の絞り込み、草の根レベル、コミュニティーベースの組織の対策参画、対策資金の拠出コントロールなどが必要とした。 なお、同地域でのHIV感染者は現在八百万人。対策が現状のままだと、今後五年間で新たに千二百万人の感染者が発生するとしている。 UNAIDSのJ・V・R・プラサダ・ラオ・アジア太平洋地域事務所長は「この地域はインド洋大津波などを経験してきたが、エイズ問題を“静かな津波”ととらえるべきだ」と述べている。 (奥原大樹)
by alfayoko2005
| 2005-07-13 20:21
| HIV/AIDS
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