高級輸入下着に熱い視線 「女性の楽しみ実感」 / 夏の下着は新クラシック ふんどし、ステテコが人気

高級輸入下着に熱い視線　「女性の楽しみ実感」 (共同 2005/07/13)

美しいデザインと着け心地の良さで注目を集めている高級輸入下着＝東京都港区南青山の下着専門店
　
　高級輸入下着が東京の女性から熱い視線を受けている。サイズだけでなく着け心地にこだわった仕立てや、繊細でセクシーなデザインが人気の理由で、子育てが一段落した４０代の主婦が誕生日に購入するなど、幅広い年齢層が「女性の楽しみを実感できる」と支持している。

　「押さえ付けず、支えてくれる感じ。下着を着けるのは息苦しく感じる時もあったが、肯定的になれた」。妊娠６カ月を迎えた杉並区の主婦（３４）は、南青山の専門店「リュー・ド・リュー」で、イタリア製ブラジャーとマタニティーガードルを買った。ブラジャー１枚で２万円前後と高額だが「肌に直接着ける物が快適でないと嫌」という。同店は今年、新規の客が２倍近くに増えた。

夏の下着は新クラシック　ふんどし、ステテコが人気 (共同 2005/07/13)

　政府が推進する夏のビジネス軽装クールビズをきっかけに、男性ファッションが話題になる機会が増えたが、下着でも、この夏は日本古来の「ふんどし」や、「ステテコ」が人気を集めている。

　ふんどしを「クラシックパンツ」として販売しているのは老舗百貨店の三越。４月に人気テレビ番組で紹介されたのを機に、三越名古屋栄本店では１カ月に２－３枚だった売れ行きが、１日に２－３枚に伸びたという。

　甚兵衛や浴衣など和装ブームの影響もあり、トランクスなどに比べ肌が覆われる部分が少なく涼しいという伝統の下着が見直される傾向が強まり、若い男性がまとめて購入することも。白、赤、紺、水色、ベージュなどのほか、水玉や花柄などもあり、価格は綿素材で５００円から、シルク素材で３０００円前後。

　一方、御幸ホールディングスは昨年夏からステテコを「ロングパンツ」として東京と名古屋の直営店で販売。６月の販売は前年同月に比べ３倍に急増した。