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日本の大学生意識調査 神戸・エイズ国際会議 (神戸新聞 2005/07/16)
先進国の中で唯一、若者を中心にエイズウイルス(HIV)の感染者数が増え続けている日本。その感染経路の多くがセックスによるものだが、大学生はエイズについてどう考えているのだろうか。研究者らによる意識調査からは、エイズをひとごとととらえ、無防備に性交を重ねる学生らの現状や、マイナスイメージや偏見から、HIV抗体検査を受けることに不安や拒否感を抱いている姿などが浮かび上がった。(松本寿美子) 無防備、自分とは無縁 性交、性教育、エイズ予防…。各国の研究者や学生らが、調査や取り組みを紹介したポスター発表=神戸市中央区、神戸国際展示場 一日―五日に神戸市内で開かれたアジア・太平洋地域エイズ国際会議のポスター発表で紹介された。 九州大学健康科学センターの山本和彦教授が、学内の学生七百八十五人(男三百三十九人、女百四十三人)から回答を得たアンケート調査では、性交経験が多い学生ほど、コンドームの使用率が低いことが分かった。 調査では、これまでに性交した異性が「一人」「二人」と答えた学生の約八割が最近のセックスでコンドームを使っていたのに対し、「四人」では66%、「十人以上」では54%にとどまり、交際経験が多い学生ほど、感染のリスクが高まるにもかかわらずコンドームの使用率が低かった。 また、性交については、二十歳の学生で男女とも六割以上、二十四歳では九割の学生が「経験がある」と回答し、大学時代に経験者が増えることもうかがわせた。 山本教授は「エイズへの知識と予防行動にかい離が見られ、モラルや情報のまき散らしよりも、カップル間のコミュニケーション能力を高めることを重視した教育が必要」と話す。 ◇ ◇ また、千葉県衛生研究所の柳堀朗子特別研究員らが愛知県内の四大学の学生三百十人(男百四十二人、女百六十八人)にエイズについて尋ねた調査でも、七割以上が「性交経験がある」と回答。しかし、「自分は絶対エイズにかからない」と半数近くの学生が答え、自分のことと切り離してとらえている姿勢が浮き彫りになった。さらに七割近くの学生が「今はHIV抗体検査を受けるつもりがない」と答えた。 「検査を受けるのが恥ずかしい」「検査を受けると周囲に感染者とみなされる」など、ばく然と不安を持っている学生も約四割に上ったほか、「検査を勧められることは、不純なことをしたと言われているよう」と受け止める学生も約25%いた。 こうした背景には、エイズへの偏見があるとみられ、実際に調査では六割以上の学生が「もし感染したら見下される」としていた。 ◇ ◇ このほか、大学生への効果的な予防活動として、山口大学医学部生らが大学祭での「AIDS cafe」の実践について発表。二カ月間の研修を受けた学生が、同じ世代の参加学生とエイズに関する知識やコンドームの正しい使い方について考え、啓発するもので、参加者からは「セックスや性の悩みについてもっと友だちともオープンに話していきたい」「今後も続けてほしい」などの声が寄せられたという。 スタッフの北田真平さん(25)は「予防には知識と技術、そして意欲が必要。同世代による介入が効果的で、いかに危ないセックスをしないか、カップルのコミュニケーションの図り方をロールプレーで考えるなど、もっとメニューを工夫していきたい」と話していた。
by alfayoko2005
| 2005-07-16 13:16
| HIV/AIDS
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