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性は今 エイズ国際会議から<上>
タイの予防教育 (東京 2005/07/19朝刊) 「性」のネット情報が飛び交い、非行や犯罪も深刻化する現代ニッポン。互いの性を大切にできる人間になるために、大人も子どもも、きちんと勉強しなくちゃいけないことがたくさんありそうだ。神戸で五日まで開かれたアジア・太平洋地域エイズ国際会議をもとに、性の「いま」を探った。 (田島 真一、坂口 千夏) ワークショップを埋めた聴衆は、一瞬とまどい、顔を見合わせた。 タイ・チェンマイ大の女性教授、ウサ・ドゥオンサさんが「セックスについてどう思うか、何を知りたいか。隣の人と話してみてください」と呼び掛けたからだ。 照れくさそうに、でも真剣に、会場のあちこちで「セックス談議」がひとしきり続いた。終わって「高校生のころは普通に話せたのに、社会的な立場ができると話せなくなった」「妻とも性の話ができない」など、性の話題を規制する自分に気づいたという感想が相次いだ。 ドゥオンサさんの専門は、性教育。タイでも日本と同様に、性をタブー視する傾向は強いが、逃げていては、エイズ予防はできない。子どもたちを啓発する前に、ドゥオンサさんは「教える側」の大人の意識を問いかけたのだ。 タイでエイズウイルス(HIV)の感染者が初めて確認されたのは一九八四年のこと。性産業の女性たちと、その客を核にして爆発的な広がりを見せ、人口約六千四百万人の国で感染者は百万人を超す非常事態に。 ■国挙げて対策 新規感染減る 九一年、当時のアナン首相をトップに、国を挙げてのエイズ対策が展開された。 中でも成果を挙げたのは「100%コンドームキャンペーン」。性産業で働く人々にコンドームを配って、使用を徹底させた。その結果、新規感染者は86%も減少し、「タイに学べ」は各国の合言葉になった。 並行して、性教育も始まった。ドゥオンサさんによると、学校によって取り組みの差はあるが、小学校では「まず危険な行動は何か認識させ、自分を守る方法を伝える」のが目的。コンドームの使い方については小学校レベルでは積極的には教えないが「質問が出たら教える」のだという。 「大人が感じる重要さや価値観を基準に、一方的に教えるのは間違い。子ども自身が考え、知りたがっていることを伝えるのです。完ぺきである必要はなく、一緒に考えることが大切です」 青少年向けの啓発活動の成果か、タイ軍の新兵(二十一歳)の感染率も大幅な低下を見せた。しかし、経済難による対策予算減らしや、若者の危機意識の低下で、近年は新規感染の下げ止まりが問題になっているという。 タイは、性におおらかな国というイメージを持たれがちだが、タイ保健省が昨年、十六歳と十七歳の女性を対象に行った性意識調査では、性交渉を「経験済み」と答えたのは21%だった。 一方、日本の全国高等学校PTA連合会が今年まとめた調査では、高校三年生女子の経験率は39%。先進国の大半がエイズ対策を整えた今でも、日本は唯一、感染者が増え続け、一万二千人に達している。 「日本とタイの文化の違いはあるかもしれませんが」と前置きしつつ、ドゥオンサさんは言う。「子どもは性に興味を持つもので、社会にはさまざまな誘惑があります。正しい知識を知らせないのは、身を守るすべもないまま、戦場に立たせるようなものではないでしょうか」
by alfayoko2005
| 2005-07-19 08:37
| HIV/AIDS
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