神戸：来年７月「エイズ月間」 神戸市、基金も設立 国際会議開催記念

来年７月「エイズ月間」　神戸市、基金も設立　国際会議開催記念＝兵庫 (読売・神戸版 2005/07/20朝刊)

　神戸市の矢田立郎市長は１９日、１～５日に市内で行われた「第７回アジア・太平洋地域エイズ国際会議（ＩＣＡＡＰ）」を受け、来年７月を「神戸ＩＣＡＡＰ記念エイズ月間（仮称）」としてフォーラムを開くなど啓発活動を強化し、活動費に充てるため企業から寄付を募って市民団体などに助成する「エイズ予防サポート基金」を立ち上げる意向を明らかにした。

　この日の定例会見で矢田市長は「エイズ対策を継続していくことで、会議の意義を共有し、感染防止に取り組むことが重要」と述べ、年間２４回行っている夜間のエイズ検査を１１月から増やす方針も示した。

　また、実施の方針を決めているアスベスト（石綿）の使用状況調査に触れ、対象となる市の施設が３８００施設に上ることも明らかにした。