大阪： 「同性愛」テーマに映画フェス／大阪・梅田 (読売・大阪版 2005/07/20朝刊)

「同性愛」テーマに映画フェス／大阪・梅田 (読売・大阪版 2005/07/20朝刊)

　「関西クイア・フィルム・フェスティバル」が２３、２４の両日、大阪・梅田のＨＥＰ　ＨＡＬＬで開かれる。「第１４回東京国際レズビアン＆ゲイ映画祭」で上映された作品を中心に、性とそれにかかわるライフスタイルをテーマにした作品を集めた。関西での開催は４年ぶり。

　ロンドンで恋人と暮らすアリムのところへ、息子がゲイと知らずに母親が結婚をせかしにやって来て……。騒動をコミカルに描いた「タッチ・オブ・ピンク」など７作品と、関西のスタッフが選んだ国内の短編９プログラムなどが上映される。

　「クイア」とは英語で「変態」のこと。当事者らが、差別的な言葉を逆手にとって自称することで自らの立場を肯定的にとらえ直すという意味を持つという。

　ボランティアスタッフで作る実行委員会が主催。委員会では「テーマは家族のつながりや友情、恋人との関係など普遍的なものばかり。見てハッピーになれる作品を集めた」としている。

　料金は１作品１６００円、全作品が見られる関西フリーパス１万円。問い合わせは同実行委員会（０７０・５６６６・１１２５）まで。