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ミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」 三上パワー増して復活 (読売・大阪版 2005/07/25夕刊)
一見グロテスクな主人公にもかかわらずそこに観客は一片の真実を見いだし、自分と重ねる。三上博史演じるオトコオンナのロックシンガー「ヘドウィグ」が初演から1年、力を増して帰ってきた。 米国人俳優ジョン・キャメロン・ミッチェルが子ども時代、周囲にいた大人をモデルにして書き、ニューヨークのクラブで演じたのが1994年。オフブロードウェーで長期公演の後、映画化もされた。日本版の翻訳・演出は青井陽治。 旧東ドイツから出国してロック歌手になるため米兵との結婚を決意、性別適合(性転換)手術を受けるが失敗する。股間(こかん)に「怒りの1インチ」が残った。渡米後、出会ったトミーとの愛と裏切り。曲を盗んでロックスターに上り詰めたトミーを自らのバンドとともに追いかける。これは元々一つだった半身と半身が求め合うというプラトンの「饗宴(きょうえん)」の寓話(ぐうわ)を踏まえている。 コンサートの形式で進み、ミニスカートにハイヒールのヘドウィグが登場すると観客は総立ちに。オネエ言葉で卑わいなジョークを連発しながら悲惨な半生を語る姿が妙にキュートだ。初演の硬さが消えてアドリブも多い。 三上の真骨頂はその歌いっぷりにある。パンクロックで怒りをぶちまけ、バラードでは情感を湛(たた)え、観客の心を激しく揺さぶった。 カツラも衣装も脱ぎ捨て、こん身の力で歌うラストは圧巻だ。片割れを探して行き着いた先は飾りを捨てて歩き出す自分そのものだと暗示する。再演でより深くヘドウィグを生ききった。(丸) ――9日、大阪・シアタードラマシティ。 写真=三上博史(東京公演から、(C)ハービー山口) ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ (三上博史主演の劇場版) Hedwig And Angryinch (映画版)
by alfayoko2005
| 2005-07-26 02:36
| Theatres
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