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アフガン議会選 女性候補が奮闘中 タリバン時代と様変わり (読売 2005/08/25朝刊)
【カブール=平本秀樹】アフガニスタンの下院(定数249)選は、9月18日の投票日まで1か月を切り、本格的な選挙戦に突入している。タリバン政権崩壊以来、昨年秋の大統領選に続く民主的な選挙の第2弾で、治安状況の悪化にもかかわらず各候補は、街頭演説などに走り回る。中でも目立つのが、タリバン政権下で社会参加を厳しく制限されていた女性候補の奮闘ぶりだ。 ■護衛なしで 「軍閥と戦うため、私を議会に行かせてください」。カブール大学正門前に女性の明るい声が響く。熱弁を振るうのは下院カブール選挙区から出馬したシュクリア・バレクザイさん(33)だ。学生が周りを囲み、「議会で何をしたいのか」「詳しい公約を教えて」など質問を浴びせる。大部分は男子だが、バレクザイさんは、一つ一つの質問に誠実に答えてゆく。 下院選には全国で2775人が出馬しているが、その1割を超える335人が女性。学校へ行くことも制限されたタリバン時代とは様変わりだ。 選挙妨害を狙うタリバンの攻撃で過去6か月に一般市民約200人と国軍兵士・警官約100人が犠牲となるなど治安の悪化が懸念されるが、バレクザイさんは、護衛も付けず、一人で連日、官庁街、大学前などに繰り出し、街頭演説を行っている。 ■部族が全面支援 バレクザイさんと同じ選挙区から出馬している女性候補マラライ・シンワリさん(27)も市内の別の場所で集会を開いていた。シンワリさんは、「出身部族(パシュトゥン)は反対すると思ったのに、全面的に支援してくれる」と話す。集会では、同じ部族の男性が次々と演壇に上がり、応援演説を行っていた。 選管は今回、全選挙区で一定の議席を女性候補に割り当てた。下院カブール選挙区では、9議席の女性優先枠を大きく上回る50人の女性候補が名乗りを上げた。 ■保守地域でも ただ、こうした変化は大都市に限られるようだ。保守的な南部や東部では、今でも女性が自分の意志で行動するのは難しい。例えば東部パクティカ州の選挙区では、女性候補は4人いるが、全員が州外在住者だ。その1人、ガーゲシュタ・カタワザイさん(25)は、出馬を表明して以来、選挙区に行ったのは、わずか2回。それも選挙区内の祖父宅に直行し、招いた女性有権者と話しただけだ。男性と話すことはできず、男性向け選挙運動は父親や兄弟が代行している。 それでも、カタワザイさんは、「パクティカ州に住んでいた2人の姉はまともな病院がないため命を落とした。当選して、病院や女性の社会進出のための施設を作りたい」と夢を語る。 写真=23日、カブール大学前で、大勢の学生に囲まれ、たった一人で選挙運動をするバレクザイさん(右から2人目の女性、平本秀樹撮影)
by alfayoko2005
| 2005-08-26 00:25
| ジェンダー・セックス
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