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「メゾン・ド・ヒミコ」 (アスミック・エースほか) - 読売
性老病死 最後に救い 同性愛者のための老人ホーム「メゾン・ド・ヒミコ」を舞台にした父と娘の異色の愛憎劇である。がんで余命いくばくもないホームの代表で父・卑弥呼(田中泯)のもとへ、別居して久しい娘(柴咲コウ)が駆けつける。父の“恋人”(オダギリジョー)の誘いに応じて。母と自分を捨てた父を憎む娘は、世間から隔絶された場所で何を見たか? 破格の日給と遺産に心動かされたとはいえ、娘にとって、看病する父も周りにいる華美な中高年も嫌悪の対象でしかない。が、日曜ごとに訪れて世話をするうちに、娘は少しずつかたくなな心を開いていく。 同性愛者に対する差別と偏見、さらに介護や医療を伴う老いの問題。二重三重のカセにとらわれながらも、なお前向きに生きようとする彼ら。そこには、同性愛者に限らず、社会的弱者すべてにかかわる普遍的な問題が提起されている。 監督・犬童一心、脚本・渡辺あや。「ジョゼと虎と魚たち」のコンビである。ここでも、群像劇の中に父と娘の複雑な関係と娘の微妙な恋愛感情を巧みに織り込んで、傷つき、悩み、苦しむ現代女性の揺れ動く心情を、鮮やかに浮かび上がらせる。終幕、互いに垣根を乗り越え、新しい関係を築こうとする柴咲の清々しい表情に救いを見た。2時間11分。渋谷・シネマライズなど。(土屋好生) (写真)娘(柴咲コウ=右)は、余命いくばくもない父(田中泯)の看病をするが… (2005年8月26日 読売新聞) メゾン・ド・ヒミコ
by alfayoko2005
| 2005-08-26 21:42
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