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♪ 妊娠中絶合憲判決Roe v Wade (1973)やソドミー法違憲判決Lawrence et al. v Texas (2003)にはいずれも反対票を投じた。
米連邦最高裁:レンキスト長官が死亡、判事の空席2に (毎日 2005/09/04) 【ワシントン吉田弘之】米連邦最高裁のウィリアム・レンキスト長官が3日午後、甲状腺がんのため米バージニア州の自宅で死去した。80歳だった。昨年10月、甲状腺がんの手術を受け、最近はかぜなどで入退院を繰り返していた。7月にはサンドラ・オコーナー判事が辞任、最高裁判事9人のうち二つが空席という異例の事態となった。 71年10月、ニクソン大統領(共和党)から最高裁判事に指名され72年1月、就任。86年6月、レーガン大統領(同)に第16代最高裁長官に指名され同9月、就任した。 強硬な保守派として知られ、妊娠中絶の権利を認めた最高裁判決(73年)で反対票を投じた。約33年間の最高裁判事在職中、リベラル色が強かった最高裁判断の流れを保守化に導いた。99年1月にはクリントン大統領の不倫もみ消し疑惑で上院の弾劾裁判を指揮。司法決着となった00年米大統領選で、5対4でブッシュ大統領の当選を決定する役割を果たした。 ブッシュ大統領は近く後任の人選に入るが、保守派が指名されるのは確実とみられる。米最高裁は、妊娠中絶や同性愛問題など米社会を二分する価値観を最終的に判断することから、極めて政治色が強い。 ◇後任の人選 保守派からの選出は確実 【ワシントン及川正也】米連邦最高裁判所のレンキスト長官(80)死去を受け、ブッシュ米大統領は10月の最高裁再開を控え早急に後任の人選に入る。同長官は最高裁をリベラルから保守回帰に道筋を付けた保守派の重鎮として19年にわたり長官に君臨、後任には同じ保守派から選ばれるのは確実だ。しかし、6日に指名承認審議が始まるロバーツ連邦高裁判事に続き、一度に2人の保守派投入には右傾化を警戒する民主党の抵抗も強く、候補によっては審議が難航することは必至だ。 同長官は72年の最高裁判事就任当初、当時はリベラル派が多数派だった最高裁の中で保守的な言動が際立ち、派手な立ち回りで人気があった米テレビの西部劇の題名をとって「ローン・レンジャー」と呼ばれた。女性の人工中絶権を確認した73年の判決でも「論争が起こること自体が、中絶権が幅広く容認されてはいないという証拠」として反対した。 86年に長官に就任すると、最高裁の潮流を保守化へと転換させるけん引役になった。95年には教育分野などで連邦政府の権限を制限し州政府に権限を与え、00年の大統領選ではフロリダ州の投票再集計を中止させる判決を出し、ブッシュ大統領勝利を確定させた。こうした保守的判決に導いた5人の保守派判事は「レンキスト・ファイブ」とも言われた。 ブッシュ政権は、レンキスト長官ががんの手術を受けた昨年10月以来、年内の引退を想定し、ひそかに後任人選を進めてきたとされる。米メディアはゴンザレス司法長官らを候補者に挙げ、すでに複数の候補者と面接した、との報道もある。 しかし、最高裁判事人事では、突然辞任した中間派のオコーナー判事の後任に保守派のロバーツ氏を指名したばかり。共和党は連邦裁判事審議では「特別の事情」がない限り、長時間演説など審議妨害はしないとの合意を民主党から取り付けているが、「2人の保守派が同時に送り込まれれば状況は変わってくる」(民主党関係者)として抵抗も辞さない構えだ。 共和党内にも「人選を誤ればロバーツ氏指名承認審議にも影響が出る」として、ブッシュ大統領に人選には慎重を期すよう望む声がある。政権の浮沈をかけるハリケーン災害対策で手いっぱいの大統領にとっても難しい判断を迫られそうだ。 米最高裁・レンキスト長官死去 保守派、80歳 後任人事、国民も注視 (産経 2005/09/05) 【ワシントン=樫山幸夫】米最高裁のウィリアム・レンキスト長官が三日、バージニア州アーリントンの自宅で死去した。八十歳だった。昨年来、甲状腺がんを患い、今年に入って入退院を繰り返していた。 レンキスト氏はニクソン政権時代の一九七一年に司法省の幹部から最高裁判事に指名され、レーガン政権時代の八六年に最高裁長官に就任した。保守派として知られ、妊娠中絶合法化、同性愛、アファーマティブ・アクション(少数民族優遇政策)などの問題では慎重な姿勢をとってきた。九九年のクリントン前大統領の弾劾裁判では裁判長を務めた。 レンキスト氏の死去を受けブッシュ大統領は四日午前、「突然の死去を悲しんでいる。国家的な損失だ」というコメントを発表した。 ◇ レンキスト氏の死去に伴って、その後任人事の行方が今後の焦点となってきた。最高裁ではさきに、引退した中道派の判事の後任に保守派が指名され、保守色が強まると予想されている。新長官をめぐる人事次第ではこの傾向がさらに強まることにもなり、法廷内外での保守派とリベラル派の対立が激化する可能性もある。 新長官については、現最高裁判事の中から起用するか、外部から指名するかのいずれかになるが、現在のところ、外部からの起用が有力視されている。内部昇格の場合はいずれも保守派のアントニン・スカリ判事かクラレンス・トーマス判事、外部起用の場合、ゴンザレス司法長官らの名が挙がっている。 最高裁では今年七月、中道で女性のサンドラ・オコーナー判事が引退。後任にはワシントン連邦高裁のジョン・ロバーツ判事が指名され、近く上院で承認公聴会が開催される予定。 米最高裁は、これまで保守派、リベラル派、中道がそれぞれ三人といった色分けになっていたが、ロバーツ判事はレンキスト長官の補佐官を務めた保守派であり、民主党はじめリベラル団体などは任命に強く反対している。判事に加え、長官も保守派が占めることになれば、最高裁の保守的傾向はいっそう強まることになる。 最高裁判事の色分けによって影響を受ける人工妊娠中絶、同性愛、死刑制度などといった問題は大統領選のたびに争点となり、国民にも関心の深い問題だ。それだけに、新長官人事は、法廷を離れて国民の強い関心を呼んでいる。 米最高裁長官の座に19年、レンキスト氏が死去 (朝日 2005/09/04) 米連邦最高裁判所のレンキスト長官が3日、バージニア州の自宅で死去した。80歳だった。AP通信によると、昨年10月に甲状腺がんの切除手術を受け、体力が衰え、ここ数日で容体が悪化したという。11年間同じ顔ぶれだった最高裁判所の判事だが、オコーナー氏が7月に辞意を表明しており、長官の死去で9人のうち2人が相次いで代わることになる。 レンキスト氏はニクソン大統領の指名を受けて72年に最高裁判事に就任。レーガン大統領により最高裁長官に指名され、86年以来19年間にわたり長官を務めていた。保守派として知られ、99年のクリントン前大統領弾劾裁判に携わったほか、投開票をめぐり大混乱した00年の大統領選では、ブッシュ大統領の勝利を確定させる判断を示すなど政治的にも大きな影響力を与えた。 レンキスト氏の後任の判事はブッシュ大統領が指名する。後任の長官は現職の最高裁判事の中から選ばれる可能性のほか、中道派のオコーナー氏の後任にブッシュ大統領が指名した保守派のロバーツ控訴裁判事、新たに選ばれる人物が指名される可能性もある。 民主党は最高裁の保守化を懸念しており、6日から予定されているロバーツ控訴裁判事の承認の是非を決める上院公聴会では激しい議論が予想されている。 米国のレンキスト最高裁長官死去 後任選び論争拍車 (北海道新聞 2005/09/05) 【ワシントン4日西村卓也】ウィリアム・レンキスト米連邦最高裁長官が三日、バージニア州の自宅で死去した。八十歳。最高裁人事では、ブッシュ大統領がオコーナー判事の後任に指名したロバーツ氏の適否で与野党が対立しているが、今後は長官人事も加わり論争に拍車が掛かりそうだ。 レンキスト氏は一九七二年に最高裁判事となり、八六年から十九年間、長官を務めた。保守派に位置付けられ、二○○○年の大統領選ではブッシュ氏の勝利確定判決を下した。昨年、甲状腺がんの手術を受けたが、今年一月のブッシュ大統領就任式で宣誓式を行うなど、執務を続けていた。 後任には保守系最高裁判事の昇格や、ゴンザレス司法長官の起用などが取りざたされている。 米最高裁長官が死去 後任の指名、焦点に (中日 2005/09/05朝刊) 【ワシントン=松川貴】十九年にわたり米司法のトップを務めてきたウィリアム・レンキスト連邦最高裁長官が三日、甲状腺がんのため、米バージニア州アーリントンの自宅で死去した。八十歳だった。ブッシュ政権は今年二人目となる最高裁判事を指名することになるが、保守派に属するレンキスト氏の後任人事は米国社会の行方を左右するもので、政治的に大きな論争を巻き起こすのは必至。大型ハリケーン「カトリーナ」への対応をめぐり非難が強まるブッシュ大統領は新たな難題を抱える。 レンキスト氏は一九七一年、当時のニクソン大統領に連邦最高裁判事に指名され、レーガン政権下の八六年、ウォーレン・バーガー長官の後任として長官に就任した。七人の大統領の下で判事を務めた。一年前にがんと診断され、放射線治療などを受けてきた。 保守派のレンキスト氏は死刑を支持し、女性に妊娠中絶の権利を認めた七三年の最高裁判決では反対に回った。憲法条文の拡大解釈を拒否する厳格派だった。 また、投開票をめぐりフロリダ州で混乱に陥った二〇〇〇年の大統領選で、ブッシュ大統領の勝利を確定させる判決を言い渡したのは有名だ。 連邦最高裁は九人で構成されており、保守派三人、リベラル派四人、中道派二人の色分けが長らく続いてきた。中道派のサンドラ・デイ・オコーナー判事(75)が今年七月に辞任を表明。ブッシュ大統領はその後任に保守系のジョン・ロバーツ氏(50)を指名、現在上院で承認のための審理が続いている。 レンキスト氏の死去で、ブッシュ大統領は最高裁長官を指名することになるが、ロバーツ氏が保守派のため、民主党は二人目の保守派判事の指名を警戒。そうなれば、徹底抗戦するのは確実だ。 後任長官候補には、クリントン前大統領や辞任した女性のオコーナー前判事の名前も取りざたされたことがある。 宗教右派は中絶禁止や同性婚の禁止を求めており、同派を支持基盤とするブッシュ政権はこれらを合衆国憲法に盛り込むことを目指している。そのための最大の関門が憲法の番人、最高裁であり、保守派を指名するとの見方が有力だ。 米連邦最高裁長官が死去、19年ぶり後任選びが焦点に (日本経済 2005/09/04) 【ワシントン=加藤秀央】米連邦最高裁判所のウィリアム・レンキスト長官が3日夜、死去した。80歳だった。保守的な判断を下すことで知られた米司法界の重鎮。保守的な判断を下すことで知られた米司法界の重鎮。終身任期の最高裁判事は米社会に大きな影響を与える裁判で最終判断を下すが、ブッシュ大統領は新長官に保守派を指名するとの見方が多く、後任人事は秋以降の米政界の最大のテーマになる。 最高裁ではすでに別の判事が7月に引退を表明しており、1度に2つの判事ポストが空席になるのは異例。新長官に誰を指名するか、イラク問題、ハリケーンに続き、ブッシュ大統領は新たな難題を抱えた格好だ。 最高裁によると、レンキスト氏はバージニア州の自宅で死去した。死因は明らかでないが甲状腺がんを患っていた。同氏はニクソン大統領に指名されて1972年に判事に就任。レーガン大統領時代の86年に長官に就任した。 9人の判事で構成する最高裁は中絶や、政治と宗教の関係、人種問題など、米社会に大きな影響を与える裁判で最終判断を下す。最高裁の保守化を目指すブッシュ大統領はレンキスト氏と同様の保守派を後任に指名する可能性が高いが、野党民主党の反発は必至だ。 米最高裁長官が死去 後任めぐり論争必至 (共同 2005/09/04) 【ワシントン4日共同】19年近く米司法のトップを務めてきたウィリアム・レンキスト連邦最高裁長官が3日、バージニア州アーリントンの自宅で死去した。80歳だった。長官は昨年10月に甲状腺がんの手術を受け、執務を続けながら闘病生活を送っていた。ブッシュ大統領が近く後任を指名するが、保守派のレンキスト氏の後任人事は、政治的に大きな論争を巻き起こすのは必至だ。 長官と判事8人で構成される連邦最高裁では、中道派のオコーナー氏が最近退任を表明し、より保守的とされるロバーツ連邦高裁判事をブッシュ大統領が後任に指名。野党民主党は司法の保守色が強まるのを警戒している。 米メディアによると、長官の後任には、現職最高裁判事でやはり保守派のスカリア氏やトーマス氏の内部昇格説がある一方、外部から指名されるとの見方もあり、ゴンザレス司法長官の名前が取りざたされている。 レンキスト氏は1971年、ニクソン大統領(当時)から最高裁判事に指名され「合衆国憲法の番人」である最高裁在籍は33年余りに及んだ。73年、人工中絶の権利を認めた判決では最後まで反対を貫き、保守派の立場を堅持。86年、レーガン大統領(同)の指名で長官に就任した。 99年にはクリントン前大統領の弾劾裁判を指揮。投開票をめぐり異例の大混乱となった2000年の大統領選では、ブッシュ大統領の勝利を確定させる判決を言い渡すなど、政治的にも大きな影響を与え続けた。 レンキスト最高裁長官が死去=保守派の重鎮-米 (時事 2005/09/04) 【ワシントン3日時事】レンキスト米連邦最高裁長官が3日、甲状腺がんのためバージニア州の自宅で死去した。80歳だった。同裁判所の報道担当者によると、昨年10月に手術を受けた同長官は、ここ数日の間に急激に悪化し、3人の子供にみとられて死去したという。 レンキスト氏は1971年、ニクソン大統領(当時)によって最高裁判事に指名され、86年、同裁長官に昇格した。 マクレラン大統領報道官によると、ブッシュ大統領夫妻は同日深夜、レンキスト長官の死去の報告を受け、深い悲しみに包まれ祈りをささげた。CNNテレビによれば、大統領は4日に声明を発表するという。 連邦最高裁は、妊娠中絶や同性結婚など重大な問題で司法判断を示し、社会の流れを大きく左右する絶大な影響力を持つ。レンキスト長官は保守派の重鎮として、最高裁の中で長年、大きな影響力を誇示してきた。 レンキスト米最高裁長官が死去 (ロイター 2005/09/04) [ワシントン 3日 ロイター] 米連邦最高裁判所の報道官は3日、ウィリアム・レンキスト長官が同日、バージニア州アーリントンの自宅で死去したと発表した。80歳だった。同長官は昨年10月以来、甲状腺がんで闘病生活を送っていた。 報道官によると、レンキスト長官はここ数日で急速に容態が悪化、3人の子供に看取られながら夕刻に死去したという。 同長官は最高裁判事を30年以上務め、うち約19年は長官職にあった。同長官の死去で、最高裁判事の席がまた1つ空席となる。 最高裁では7月、ブッシュ大統領が、辞意を表明した中道派のサンドラ・オコーナー判事の後任に保守派のジョン・ロバーツ連邦高裁判事を指名し、民主党などから右傾化を懸念する声も出ていた。 米最高裁在籍33年、レンキスト長官死去 ニクソン大統領が指名、保守派判事 (読売 2005/09/05朝刊) 【ワシントン=五十嵐文】米連邦最高裁のウィリアム・レンキスト長官=写真、AP=が3日、米バージニア州の自宅で死去した。80歳だった。AP通信が3日、最高裁の広報担当者の話として伝えた。死因は明らかにされていないが、同長官は昨年10月に甲状腺がんの切除手術を受けていた。 最高裁判事9人のうち、サンドラ・デイ・オコーナー判事がすでに辞任を表明しており、レンキスト氏の死去で二つの空席が生じる異例の事態となった。 レンキスト氏は1971年、ニクソン大統領(当時)から最高裁判事に指名され、翌年就任、レーガン政権下の1986年に最高裁長官となった。最高裁在籍33年で、長官在任期間は19年に及んだ。この間、99年のクリントン前大統領の弾劾裁判を指揮したほか、投開票をめぐり大混乱となった2000年の大統領選で、ブッシュ現大統領の勝利を決定づける判決を言い渡すなど、政治的な司法判断にかかわった。 最高裁きっての保守派としても知られ、妊娠中絶の権利を基本的に認めた73年の「ロウ事件判決」では反対票を投じた。 ブッシュ大統領は今後、レンキスト氏の後任を指名する。 レンキスト最高裁長官死去 米司法の保守化主導 ブッシュ大統領「多大な損失」 【ワシントン=貞広貴志】ブッシュ米大統領は4日、米連邦最高裁のレンキスト長官(80)の死について声明を発表し、「わが国にとって多大なる損失だ」と悼んだ。ニクソン大統領によって判事に指名され、レーガン大統領によって長官に引き上げられたレンキスト氏の33年間にわたる最高裁での経歴は、米司法の最高府が保守化をとげた軌跡と重なり合う。 レンキスト氏は、スタンフォード大学で政治学修士号を、ハーバード大学で行政学修士号を取得し、アリゾナ州フェニックスの法律事務所で働いた後、司法省に政治任用で加わった。1971年、最高裁判事のイスに二つの空席が生じ、政権チームの一員として後任を探していた際に、ニクソン大統領の目にとまり、自らが判事に指名された。47歳だった。 72年に正式就任した当初は、妊娠中絶の権利を認めた「ロウ事件判決」など、同氏の司法解釈が9人の判事のうち少数意見となることが多く、「ローンレンジャー」(単独行動者)と呼ばれた。だが、レーガン政権や父親のブッシュ政権下で保守派の判事が次々に指名され、次第に多数派を形成する機会が増えた。また、86年に長官となってからは、連邦政府の権限を制限し、州の自治権を広く認める路線も主導した。 ただ、「レンキスト最高裁」は保守一色ではなく、リベラル派との間で微妙なバランスの上に立っていた。2003年には、大学入学を巡る人種的少数派への積極的差別是正措置(アファーマティブ・アクション)が、長官をはじめ4人の保守派判事の反対にもかかわらず、リベラル派の主張を踏まえて支持された。保守派とリベラル派の対立の中で、先に辞任したサンドラ・デイ・オコーナー判事など中間派の意向が帰趨(きすう)を決める場面も目立った。 ブッシュ大統領は後任について、声明で、「空席を速やかに埋めることが国家の利益にかなう」と強調し、人選を急ぐ考えを明らかにした。有力候補としては、実現すれば初のヒスパニック系最高裁判事となるゴンザレス司法長官や、いずれも連邦高裁判事のマイケル・ルティグ、ハービー・ウィルキンソン両氏などの名が挙がっている。また、6日から上院での指名承認公聴会が予定されるジョン・ロバーツ氏を、長官として指名し直す案も浮上している。 誰が後を継ぐにしろ、レンキスト長官が導いた最高裁の保守化の潮流は、継承される見込みだ。 写真=ワシントンで行われたブッシュ米大統領の就任式に臨むレンキスト氏(手前右)=今年1月、ロイター CNN Special - Change at the Supreme Court Yahoo! News Full Coverage - Supreme Court US Supreme Court
by alfayoko2005
| 2005-09-04 12:24
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