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映画で活躍、オダギリジョー 「メゾン・ド・ヒミコ」、「SHINOBI」公開 (読売・大阪版 2005/09/09)
◇金曜エンターテインメント ▽10SAT~ ◆「メゾン・ド・ヒミコ」 立ち姿だけで 感情伝えたい 「ただ立っているだけでも感情を伝えたい。演技は大切だけれど、それに頼らなくても見る人をひきつける力があれば」 「力」とは「気」のようなものだろう。10日から始まる「メゾン・ド・ヒミコ」では、それが犬童一心監督によって引き出されている。 卑弥呼と名乗り、かつてゲイバーのマダムだったという老人(田中泯)が海辺に老人ホームを建てる。そこは老いた同性愛者のユートピアで、人々は家族のように暮らす。オダギリは死期が近い卑弥呼に寄り添う恋人、春彦を演じる。 「決して奇抜ではない。ゲイである以前に、一人の青年として卑弥呼を愛し抜く」 田中泯は「たそがれ清兵衛」(2002年、山田洋次監督)で演じた寡黙な武士が印象的だった舞踏家。今作でも大半は無言でたたずむか、ベッドに横たわったままなのに、その姿は神々しく輝くように見える。 「泯さんは相手役との関係から出てくる感情を、表情ではなく体から放出する。芝居は本来、そうでなきゃいけないと確認できた」 卑弥呼と縁を切っていた一人娘の沙織(柴咲コウ)を春彦が連れ戻す。その沙織に語りかける春彦。眠る卑弥呼のそばで涙をため、つぶやくように「欲望がほしいんだよ」と。愛する人を失えば自分も抜け殻になってしまう。不安の高まりで壊れてしまいそうに危うい。 ▽17SAT~ ◆「SHINOBI」 愛の葛藤から 生き方を模索 一方、17日公開の「SHINOBI」(下山天監督)は新感覚の時代劇だ。オダギリは甲賀忍者の党首、弦之介。宿敵、伊賀忍者を率いる朧(仲間由紀恵)と愛し合いながらも、幕府の命令で党の生き残りをかけて戦う。 「アクションと恋愛だけの映画ではない」とオダギリ。「武器として育てられた弦之介が、愛の葛藤(かっとう)から、自分の生き方を模索する。今の若い男の子たちに共感できるようにしたかった」 CGを用いた派手な秘術合戦など、見せ場は多いが、弦之介が自分から戦いを挑むことはない。けれん味たっぷりに敵の党首を演じる仲間とは対照的に、戦いの中にあっても常に山里の穏やかな自然に心を預けるようで、悲しげだ。 1999年に俳優としてデビュー。昨年は日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受けた「血と骨」(崔洋一監督)とNHK大河ドラマ「新選組!」に出演し、中高年の間でも知名度が上がった。今年は鈴木清順監督の「オペレッタ狸御殿」の主演。奇想天外な設定にもおくせず、堂々と歌い、踊った。 「地味にして大勢の中にいても、存在がぐっと前に出てくる。スター性がある」と犬童監督。下山監督も「周囲に影響されない自分の世界観を持っている」。 型にはまるのを嫌い、常に自由な感性で演技に臨みたいというオダギリ。そこに監督たちも、新たな可能性を感じるのだろう。 ◇ 〈ウンチクあれこれ〉 ◇映画ファンド 「SHINOBI」の製作資金を集めるため松竹が創設した日本初の一般向けファンド。1口10万円で、元本の60%保証と、90%保証の2種類。興行収益の一部を還元する。全国1295人から総額5億200万円を集めた。1000万の投資者が4人、100万円以上も194人に上り、映画ファンも作品に製作費を投資して支援できるという可能性を示した。 写真=「僕みたいな小生意気な俳優を育てていただいた方々に感謝しています」と語るオダギリ ジョー 写真=春彦(オダギリ ジョー、左から3番目)は恋人の卑弥呼(田中泯、右から2番目)やゲイの老人たちと食卓を囲む
by alfayoko2005
| 2005-09-10 08:34
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