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憂楽帳 “小津”の魔法使い (毎日・東京版 2005/09/24夕刊)
過日の総選挙で全国的に注目された広島県尾道市。騒々しい場面が繰り返し報じられたが、尾道といえば小津安二郎監督の「東京物語」を思い出さずにはいられない。海面をのんびり進む小舟に、優しく響く尾道の言葉。「家族」というものが宿命的に抱える「ものの哀れ」を見事に表現した作品として高い評価を得ている。 戦前の小津作品の常連だった突貫小僧こと俳優の青木富夫さん。昨年1月に80歳で亡くなったが、生前、興味深い話を聞いた。 「小津先生の晩年の話だけど、酔って『オレの映画見てどう思う』って聞くわけ。聞き流していたら『あんなのみんなウソだよ。夫婦愛とか家族愛とかありゃしない。でも、そういう家庭が欲しいよな、突貫!』って。なるほど笠智衆さんみたいな舅(しゅうと)がいればいいけど、現実にはいない。家族の崩壊を描いたというが、理想に近い家族の姿を撮ったと思う」 「東京物語」を見ると、一瞬だが殊勝にも親孝行せねばという思いにかられる。そして、この話を聞いて以降、いっそう寂しさが募るようになった。【隈元浩彦】 東京物語(1953)-goo映画 ♪ 戦後間もない日本家庭の崩壊を描いたとされる小津の代表作「東京物語」だが、現実はもっと先へ進んでいたようだ。
by alfayoko2005
| 2005-09-24 19:44
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