宮城：県立高一律共学化問題 別学維持求め街頭署名 保護者ら２０人が活動

県立高一律共学化問題　別学維持求め街頭署名　保護者ら２０人が活動 (読売・宮城版 2005/09/24朝刊)

　県立高校の一律共学化問題で、男女別学維持を求める仙台一高、仙台二高などの同窓会や保護者らが２３日、仙台市青葉区一番町で街頭署名活動を行った。

　署名活動では３種類、計約７万部のビラを用意し、有志約２０人が「共学化反対にご協力お願いします」と声をかけながら、買い物客らに署名を求めた。２８日には仙台市内のアーケード街などで在校生も含めてデモ行進するほか、約１０００人を集め、「別学維持アピール決起大集会」も開く。

　またこれらの活動に先立ち、反対運動を進める有志が２０日、県議会に陳情書を提出。〈１〉共学化を進める際、県教委と協議している仙台二高以外でも、対象校ごとに関係者と十分な話し合いを行う〈２〉県立高校将来構想が策定された２００１年３月当時と現在の社会状況の変化を検証する――などを求めている。

　共学化問題については、県知事選（１０月２３日投票）の争点の一つになることも予想され、「仙台二高の伝統を守る会」の二階堂正会長（７３）は、「（県教委と）ただ話し合いをするだけでは別学を守れない。県民に広く理解してもらうために、積極的にアピールしていきたい」と話していた。
　
　写真＝高校共学化反対の署名活動をする有志ら