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連邦最高裁の重み=米国・ワシントン (西日本新聞 2005/10/01朝刊)
「法の下の、平等、公正」。米連邦最高裁判所はビル正面の壁面に、この言葉を刻んでいる。首都ワシントンの中心部にあり、西隣の連邦議会、やや離れたホワイトハウスへ、にらみを利かしているようにも見える。 重厚な造りだが、まだ比較的新しい。一九三二年着工、三五年の完成。建国以来、行政府の移転に合わせ転々とした。当初はニューヨーク・ウォール街のビルの中にあった。首都がワシントンに移った後は、しばらく議会内に間借りした。自前の建物を持って七十年の歴史しかない。 第十七代の新長官が誕生した。メディアは大統領による指名や上院の公聴会、承認に至る経過、適格性の議論を詳細に報道してきた。最高裁の役割は重く、例えば二〇〇〇年の大統領選の混乱に決着をつけ、牛海綿状脳症(BSE)問題でカナダ産牛の輸入を止めた。政治や政策を左右するため国民の関心も高い。翻って日本の状況を考えると、うらやましい面もある。 「ここは信頼の象徴である」。ビル建設時のヒューズ長官は司法の重要性を語った。政治の駆け引きから離れた公正な判断の積み重ねこそ、国民の信頼を築く。「判決は政治と違う」。新長官ロバーツ氏は二十九日の任命式でそう述べた。言葉が実行に移されることを、国民は願っているに違いない。 (ワシントン・青木忠興)
by alfayoko2005
| 2005-10-01 19:35
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