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男の子が女の子の視点で…
庄司(しょうじ)なぎさ11歳。パパは単身赴任(ふにん)で不在。ママはパリで怪我(けが)をしたおばあちゃんの介護で帰国できません。自宅に一人取り残された彼は、三反崎(みたんざき)おばさんの家にお世話になることに。 今、主人公の名前が「なぎさ」と聞いて、男の子だと思った? 女の子だと思った? 答えは男の子。 『おれとカノジョの微妙Days』(令丈(れいじょう)ヒロ子著、ポプラ社、840円)は、おもしろおかしいユーモア小説ですが、さりげなく大事なことを語っています。 美少年のなぎさくん、三反崎家にやってきたとき、女の子だと思われてしまいます。訂正しないといけないとは思うのですが、おばさんの家は母親と3姉妹の家族で、大の男嫌いらしい。ってことは、自分が男の子だとばれたら、家を追い出されるかも知れないと思ったなぎさくん、なんとそのまま女の子のふりをし続けます。 ここからは、三反崎家の人たちの誤解と、なぎさくんの秘密のせいで起こる、ドタバタが展開していきますから、大いに楽しんでください。 でね、そんなお話だから、なぎさくんは、女の子は男の子にどう見られて傷ついているかや、女の子だけが共有している秘密なんかを知っていくわけ。女の子の視点で、世界を眺めるのです。つまり相手の立場から物事を考えるようになる。 男の子にこそ読んで欲しい物語。 評者 ひこ・田中(たなか)(児童文学作家、梅光学院大教授) (2005年11月15日 読売新聞)
by alfayoko2005
| 2005-11-17 13:21
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