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クローン胚作製、利用卵子に指針…文科省作業部会
(2005年11月23日1時37分 読売新聞) 病気やけがで失われた臓器・組織を復活させる再生医療で期待が高いクローン胚(はい)の研究指針を策定している文部科学省の作業部会は22日、クローン胚作製に際しては、手術で摘出した卵巣にある卵子や、不妊治療目的で採取した卵子を利用することで合意した。 研究用の卵子確保は難しく、韓国では卵子提供者に現金が渡っていた事例が発覚、倫理的に大きな問題になった。部会では、ボランティアの卵子提供の是非については今後検討する。 部会では手術で摘出した卵巣について〈1〉卵巣や子宮の病気で摘出〈2〉性同一性障害の治療で摘出〈3〉白血病などの治療で将来の妊娠に備えて凍結保存された卵巣のうち不要になったもの――を利用可能とした。 ただ、卵巣内の未成熟卵子を成熟させる技術は未確立で、クローン胚作製への利用は成熟技術の普及後とした。 一方、不妊治療で凍結した卵子は、不妊治療で使わないことが決定された後に利用可能とし、凍結しない場合は、患者から自発的な提供の申し出があった場合に限り認めるとした。
by alfayoko2005
| 2005-11-23 07:25
| トランス
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