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『話せる環境』がエイズ防ぐ 支援NPO訴え (東京 2005/11/25)
エイズウイルス(HIV)の感染者増に歯止めがかからない。今年四月には、国内のHIV感染者とエイズ患者の累計が一万人を超えた。先進国でエイズ患者が増え続けているのは日本だけ。世界エイズデー(十二月一日)を前に名古屋市で開かれた講演会で、HIV感染者を支援するNPO法人「ぷれいす東京」の池上千寿子代表は「性や体について安心して語り合える環境をつくることが大切」と訴えた。 (坂口 千夏) HIVに感染し免疫力が低下していくと、感染力の弱い細菌にも感染してしまう。カリニ肺炎など指標となる疾患が出ると、エイズと診断される。HIVの感染経路は、性交、血液感染、母子感染だが、日本は圧倒的に性感染が多い。 日本では年間千人前後が新規に感染するが、ぷれいす東京の調査では、自発的に検査を受けて感染が見つかるのは、全体の二割程度。五-七割が、具合が悪くなって一般病院で検査を勧められたケース。エイズを発症して初めて感染に気づく人も多いという。 治療薬の進歩で、HIVに感染してもエイズを発症しないようコントロールできるようになったが、早期発見の妨げになるのは、予防意識の遅れや「自分には関係ない」という誤解だ。 社会の偏見もなくなっていない。ぷれいす東京の調べでは、HIV感染者の七-八割が職場に病気のことを知らせていない。病気を知られまいとすること自体が大きなストレスになることもある。 「治療して元気になっても、毎日、複雑な薬を定時に飲んだり、通院を続けるには、職場に理解がないと難しい。障害者手帳の取得率も、地方ではまだまだ低く、『知られること』への恐怖感が医療や福祉の妨げになっている」と池上さん。 望まない妊娠や他の性感染症を防ぐためにも、予防教育は重要だ。 東京の私学に通う大学生を対象にした調査では、ほとんどの学生が「今までエイズや性の教育を受けてきた」と回答したが、知っている避妊法を具体的に尋ねると、誤解があまりにも多かった。「特定の相手としか性交していないから大丈夫と思うのは大きな誤りです」と、警鐘を鳴らす。 HIV感染の予防にコンドームが有効と知っていても、男性に嫌われたくなくて何も言えない女性もまだ多いという。 自分がしてほしくないことは相手にしない。自分がどう思っているかをきちんと伝え、相手がどう思っているかを聞く。「パートナーや友人、周囲の人たちと、安心して性や体を語り合える環境をつくることができれば、検査の早期受診や互いの体を大切にする配慮も進み、予防に役立つ」と池上さんは訴える。 ■電話相談や無料検査も 世界エイズデーに向けて、東京では26日午後1時から、港区の六本木ヒルズアリーナでトークショーやライブが開かれる。短時間で結果が出るHIVの迅速検査も無料で実施する(先着60人)。 名古屋では、26日午前11時から金山総合駅連絡通路橋イベント広場でエイズボランティア団体の活動紹介やキルト展示などがある。 HIVと人権・情報センターは26日午前10時から27日午後10時まで36時間エイズ電話相談を実施。フリーダイヤル=(0120)545036=で、携帯利用可。 エイズ予防情報ネットのホームページ(http://api-net.jfap.or.jp/)でも、イベント情報やエイズ検査の日程が調べられる。
by alfayoko2005
| 2005-11-25 09:56
| HIV/AIDS
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