カテゴリ
お知らせ トランス LGB(TIQ) HIV/AIDS 米政治 国内政治 ジェンダー・セックス バックラッシュ Books Movies Theatres TV & Radio Music Others Opinions 以前の記事
2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 検索
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
エイズ4000万人の脅威!アジアの“感染爆発”を阻止せよ
公明新聞:2005年11月25日付 死者は2500万人 「エイズウイルス(HIⅤ)感染者が4000万人を突破!」とのニュースが全世界を駆け巡った。世界保健機関(WHO)と国連エイズ合同計画(UNAIDS)が発表した05年版エイズ報告書によると、今年(2005年)HIⅤに感染した人は490万人、死者は310万人。感染者は今年(2005年)末時点の推計で過去最悪の4030万人に達する。死者の累積数は2500万人を超えた。恐るべきエイズの脅威に慄然とせざるを得ない。 地域別に見ると、世界の感染者の6割がサハラ砂漠以南のアフリカ諸国だ。アフリカでは、値段の高い抗ウイルス薬治療を受けているエイズ患者は1割にすぎない。このため世界中の死者の8割がサハラ以南に集中している。 欧米など先進国の多くでは、すでに90年代後半から感染者・患者数が減少傾向をたどっている。なのに世界的に感染拡大に歯止めがかかっていないのは、なぜか。それは「エイズ感染拡大の中心はアフリカからアジアに移りつつある」と言われるように、アジア太平洋地域で急速に感染が拡大しているからだ。 アジア太平洋の感染者数は109万人増の834万人で、サハラ以南アフリカの増加数を上回っている。今年(2005年)7月に神戸市で開かれたアジア太平洋地域エイズ国際会議では、UNAIDSアジア太平洋地域事務所のプラサダ・ラオ所長が「アジアでの感染率はまだ低く、例えばインドの成人では0.9%だが、感染者数は20%以上の南アフリカとほぼ同じ。感染率に目を奪われていると問題は見えない」と警鐘を鳴らした。 感染拡大は、日本も例外ではない。10年前に比べ新規感染者は約2倍。右肩上がりで増え続けており、現状のまま推移すれば、5年後には感染者が5万人に達するとも予測されている。 アジアを席巻しつつある“感染爆発”を阻止するためには、各国がエイズ問題を喫緊の最重要課題に位置づけることが何より重要だ。エイズ問題は、貧困や教育環境、差別、偏見など社会的要因と密接に連動している。政治のリーダーシップなくして、感染拡大の阻止はあり得ない。 80年代に感染者が爆発的に増えたタイでは、小さい時からゲームなどを通じてコンドームの現物に触れさせ、小学校高学年から実際の使い方も教えるなど、国を挙げて感染拡大阻止に取り組み、90年代に新規感染者数を劇的に減らすことに成功した。タイの成功例に学び、国家主導でエイズ対策に取り組んでいくべきだ。 国家戦略の確立急げ 公明党が昨年(2004年)8月、党内にプロジェクトチームを設置し、エイズ感染拡大阻止の闘いに精力的に取り組んでいるのも、今、エイズ拡大を食い止めないと大変な事態になるとの危機感からにほかならない。教育と啓発によって人々の意識を変革し、エイズに真正面から立ち向かう差別と偏見のない社会を構築していくことこそ肝要であり、公明党は、その闘いに全力を尽くしていく。 神戸市でのエイズ国際会議では、途上国へのエイズ治療薬配布に5億ドルの緊急支援を表明した日本に期待が集まる一方で「日本の資金援助は素晴らしいが、なぜその先見の明を自国のエイズ対策に向けないのか」との声も上がった。アジアでの対策前進のリード役を果たすためにも、わが国は明確な国家戦略に裏付けられたエイズ対策の確立を急ぐ必要がある。
by alfayoko2005
| 2005-11-25 14:00
| HIV/AIDS
|
ファン申請 |
||