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増え続けるHIV感染者 明暗分かつ 対策と課題 (東京 2005/11/29)
十二月一日は世界エイズデー。国連エイズ合同計画と世界保健機関(WHO)が発表した「エイズ報告書」によると、世界のエイズウイルス(HIV)感染者は四千万人を超え、新規感染者も増加している。一方で国によっては明るい兆しも見えるという。何が明暗を分けているのだろうか。 (吉田 薫) 最悪の状態から脱出しそうなのはアフリカのケニア、ジンバブエや、中米のカリブ海諸国など。ケニアのHIV感染率は、一九九〇年代に10%だったのが、二〇〇三年には7%に低下した。カリブ海諸国では性産業従事者の間でコンドームの使用が広まり、HIV検査や相談も普及してきた。 しかしほとんどの国で感染者は増加。〇三年には三千七百五十万人だったのに、〇五年には四千三十万人に達したとみられる。 新規感染者のうち64%を占めるのはサハラ以南のアフリカだ。だがアフリカ南部諸国で軒並み30-40%の感染率を記録しているのに対し、ジンバブエの妊婦では、二〇〇〇年に30%だったのが、〇四年には20%に低下した。 報告書では「コンドームの使用率が80%を超すまでになったことと、性交渉の相手を減らすなど、性行動の変化が背景にある」としている。アフリカ南部諸国でのエイズ対策の成果のばらつきについて「女性の社会的な地位の違いが最も影響している」と述べている。 アジアでの問題は、中国とインドの両大国。緊急な対策が必要な国としてインドネシア、パキスタンをあげている。 中国は、麻薬注射と売春のつながりによって感染が拡大し、南部大都市の性産業従事者(男性)では5%がHIV陽性だった。女性の性産業従事者は、多くが知識に乏しく、無防備な状態にさらされている。感染はこれらハイリスク集団から拡大し、一般人でも感染者は1%を超え、男性同性愛者では3%というデータもある。 インドは、感染者が五百十万人もいて、さらに拡大している。妊娠した女性の1%が陽性。やはり麻薬注射と売春の連鎖が拡大の原因とみられる。 タイは対策に比較的成功し、感染者率1・5%と近年で最も低い水準に下がってきた。それでも女性の性産業従事者の10%が感染しているなど、制圧したとは言えない状況だ。 報告書は、アジア全般に対して「性産業従事者とその顧客は、男性も女性もHIVから身を守るすべ(コンドームの使用)を知る必要がある。そして麻薬注射と性産業のつながりを断ち切らなくてはならない」と述べている。 日本の状況については「同性愛の男性が新規感染者の60%を占める」など、わずか十行程度しか触れていない。しかしエイズ予防財団(東京都港区)では「エイズ予防の大切さや、差別の問題は日本と海外で違いはない」とする。「不法滞在者など、日本のシステムの外に置かれ、薬が得られなかったり、予防が不十分な状況にある人も多い。実は途上国と同様の問題を抱えている」と話している。
by alfayoko2005
| 2005-11-29 13:10
| HIV/AIDS
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