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2005年12月22日
セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク 代表 高取 昌二 様 株式会社TBSテレビ 製作局製作3部「爆笑問題のバク天!」 担当プロデューサー 吉田 祐二 ご回答 1問題点(1)および(2)に関して… (1)同性愛者およびそれを連想させる人物を樽に入れ、剣で突き刺して「楽しむ」という玩具の発売は、同性愛者に対する差別である。 →『黒ひゲイ危機一発』は、吉本興業所属の人気タレント、レイザーラモンHGさんを キャラクターとして作成した玩具商品であり、それ以外のどのようなイメージも意図したものではありまん。 さらに、この玩具の元になった『黒ひゲイ危機一発』は、1975年の発売以来、30年間、 国内のみならず、欧州を始め世界中に認知されたゲームであり、そのコンセプトは、樽の中に縛られた海賊の黒ひげが、子分を使って剣で縄を切らせて脱出するというも のです。つまり、ご指摘の、剣を突き刺す行為は、主人公を救い出す為の行為であり、決して、虐めるという趣旨ではありまん。その趣旨が広く浸透している証として、これ までにも、いくつもの既存のキャラクターを使用したヴァージョンが発売されており、今回のレイザーラモンHGヴァージョンも、そういった一連の系譜に連なる商品であると 認識しております。(別紙資料参照) (2) 玩具で遊ぶ子どもたちに、同性愛者は差別して良いのだ、という意識を植え込む恐れのある玩具である。 →上記でお話したように、当玩具は既に圧倒的な人気を誇るレイザーラモンHGさんをキャ ラクター化したものであり、玩具の趣旨は、あくまで主人公の解放という事なので、子どもたちに、そのような意識を植え込むとは考えておりません。 2 同性愛者、性同一性障害者などのセクシュアルマイノリティの子どもに対して、どのような考えをお持ちか。 →これまでも、差別をなくすべく放送を通じて努力して参りましたが、今後も引き続き努力 する所存です。 3 本件について、どのような対応を具体的にとるのか。 →これまでご説明させて頂きました通り、私どもといたしましては、本製品がセクシュアル マイノリティの方々への偏見を助長するものとは考えておりません。しかしながら、子供たちに夢と楽しみを与えるものである玩具が、一部の方々に不快の念を感じさせる結果になったす れば、それは本意のことではなく、まことに残念なことです。したがいまして、ご指摘を真摯 に受け止め、今後の参考とさせていただきたいと思っております。 以上2005年12月23日 セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク 代表 高取 昌二 様 株式会社トミー 代表取締役社長 富山幹太郎 平成17年12月17日付けの弊社製品「黒ひゲイ危機一発」に関するお問い合わせにつきまして、ご回答申し上げます。 1 問題点(1)および(2)に関して… (1)同性愛者およびそれを連想させる人物を樽に入れ、剣で突き刺して「楽しむ」という玩具の発売は、同性愛者に対する差別である。 →『黒ひゲイ危機一発』は、吉本興業所属の人気タレント、レイザーラモンHGさんをキャラクターとして作成した玩具商品であり、それ以外のどのようなイメージも意図したものではありません。さらに弊社製品『黒ひゲイ危機一発』は、1975年の発売以来、30年間、国内のみならず、欧州を始め世界中に広く認知されたゲームであり、そのコンセプトは、樽の中に縛られた海賊の黒ひげが、子分を使って剣で縄を切らせて脱出するというものです。つまり、ご指摘の、剣で突き刺す行為は、主人公を救い出す為の行為であり、決して、虐めるという主旨ではありません。本製品の飛び上がったレイザーラモンHGさん人形の開放感あふれる表情からも、樽から開放する玩具であることが十分ご理解いただけるものと思います。その趣旨が広く浸透している証として、これまでにも添付のとおり著名な人気キャラクターを使用したヴァージョンを発売しており、今回のレイザーラモンHGヴァージョンも、そういった一連の系譜に連なる商品です。 (2)玩具で遊ぶ子どもたちに、同性愛者は差別して良いのだ、という意識を植え込む恐れのある玩具である。 →上記でお話したように、当玩具は既にタレントとして圧倒的な人気を誇るレイザーラモンHGさんをキャラクター化したものであり、玩具の主旨は、あくまで主人公の解放という事なので、子どもたちに、そのような意識を植え込むとは考えておりません。 2 同性愛者、性同一性障害者などのセクシュアルマイノリティの子どもに対して、どのような考えをお持ちか。 →弊社では、目や耳の不自由なお子様も弊社の玩具で遊んでいただけるような研究開発を長年行ってきており、現在では、バリアフリー活動にも積極的な支援を行っております。弊社では、玩具を通じて健全な子供文化の育成に努力をしており、また、今後も引き続き努力する所存です。 3 本件について、どのような対応を具体的にとるのか。 →これまでご説明させて頂きました通り、私どもといたしましては、本製品がセクシュアルマイノリティの方々への偏見を助長するものとは考えておりません。しかしながら、子供たちに夢と楽しみを与えるためのものである玩具が、一部の方々に不快の念を感じさせる結果になったとすれば、それは本意ではなく、まことに残念なことです。したがいまして、ご指摘を真摯に受け止め、今後の参考にさせていただきたいと思っております。 以上のとおりご回答申し上げます。 私たちの考え ~玩具に必要な教育上の配慮について~ 「セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク」とは、セクシュアルマイノリティの学校教職員を主なメンバーとする団体です。 今回、私たちが抗議したのは、大人社会における「同性愛」のとらえ方の問題や、大人社会における玩具のとらえ方を問題化したかったからではありません。また、レイザーラモンHGさんの個人の表現について、抗議したものでもありません。 いうまでもなく、この社会が異性愛を中心とする価値観によって動いているのは確かです。こうした状況を前提に、私たちは、教育活動に携わる教職員として、大人の社会とは大きく異なる子どもの社会において、玩具のもつ意味、子どもたちがどう受け取るのか、そして子どもの置かれている環境をみつめました。 大人である私たちにとって、玩具はまさに「オモチャ」としての意味しかないかもしれません。しかし、発達の途上にある子どもにとって、玩具は実に大きな意味をもっているのです。玩具を自らの喜怒哀楽の表現として扱ったり、遊びを通じて、人間関係や感情表出の方法を学んだりもしています。また、子どもたちの人間関係をつなぐ役目も果たします。 子どもは、アイデンティティの形成過程でもあり、その子どもたちが社会全体から受ける価値観の影響をうけやすく、私たち教職員が驚くほどストレートに子どもたち自身から他人へ、そして自分へと感情が発露されます。同性愛を抑圧するような感情は、大人よりもよりストレートに表れます。 子どもは大人の私たちと比較すると、学校や塾のお友だち、お母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、そして教職員など、非常に限られた人間関係で生活しています。こうした密な人間関係からの影響は想像以上に大きいものです。 同性愛の子どもは、これらの諸要素がさまざまに絡み合った環境の中で生きています。 私たちは、「ホモ」「オカマ」「レズ」、そして「ゲイ」という言葉によって、子どもたちがいじめや相手をけなす行動をとるのを、これまで教室の中で幾度となく経験してきました。同性愛の子どもは、自らの存在を肯定することの出来る環境にはなく、多くの場合、友達からも、教職員からも、そして家族からさえも孤立して生きています。 情報社会といわれる今日、私たち大人のセクシュアルマイノリティは、インターネットをはじめとして、各種メディアから存在を肯定されるような情報を「当たり前」のように入手することができます。また、セクシュアルマイノリティ同士の出会いの中から、自らの存在を肯定し、受け入れられるようにもなります。少しずつではありますが、セクシュアルマイノリティをとりまく環境は変化しています。 しかし、子どもたちの能力、そして環境では、それは決して「当たり前」のことではなく、大人社会ほど、差別が当然であった環境の変化も残念ながらありません。 大人の同性愛者でも、時に生きづらさを感じたり、声をあげにくい「マイノリティ」でありますが、子どもは「大人社会」で必要とされる以上に注意がはらわれる必要があります。 私たちはセクシュアルマイノリティの教職員として、社会の皆様、そして大人のセクシュアルマイノリティの皆様に、セクシュアルマイノリティの「子ども」のおかれた<現実>と<未来>をぜひとも熟考いただきたいと願っています。 2005年12月24日 「黒ひゲイ危機一発」、同性愛団体が発売中止求める
by alfayoko2005
| 2005-12-25 16:19
| LGB(TIQ)
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