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人間の進化を解くカギ、韓日共同研究チームが解明
Y染色体、チンパンジーと人で1・78%の違い (2006年1月3日21時38分 読売新聞) 哺乳(ほにゅう)類の性別を決める性染色体のうち雄だけにあるY染色体について、理化学研究所などの国際チームがDNA配列によるチンパンジーの遺伝情報を解析し、人とチンパンジーでは、遺伝情報の違いが1・78%になることを突き止めた。 全染色体の遺伝情報で、人とチンパンジーには1・23%の差があるのは知られている。研究チームが京都大霊長類研究所の飼育する雄のチンパンジー「ゴン」と人のY染色体を比較したところ両者の差はより大きく、進化による変異が激しかったことを示している。 一方、人とチンパンジーの配列の比較で、両者の祖先が分かれたとされる約500万年前から今までに生じた遺伝情報の変化の歴史をたどることも可能になった。研究成果は2日付の専門誌ネイチャー・ジェネティクス電子版で発表した。 人やチンパンジーの細胞にはX、Yと呼ばれる性染色体があり、受精時の組み合わせでX染色体とY染色体が1本ずつなら雄になり、2本ともX染色体なら雌になる。Y染色体は、ウイルスの侵入などによる構造の変化が残りやすいとされている。 チンパンジーとヒトに大差、Y染色体の進化早く (日本経済 2006/01/02) 哺乳(ほにゅう)類で雄であることを決定する役割を持つY染色体の遺伝情報をチンパンジーとヒトで比べたところ、違いは1.78%であることが理化学研究所など日韓チームの研究で分かった。成果は米科学誌ネイチャージェネティクス(電子版)に2日発表した。 Y染色体は雄だけが持ち、祖父から父、父から息子へと受け継がれる。研究チームは京都大学霊長類研究所の雄のチンパンジー「ゴン」のY染色体のDNA(デオキシリボ核酸)の塩基配列を解読して、ヒトのY染色体と比べた。違いは1.78%で、すべての染色体の遺伝情報の違い(1.23%)より大きく、Y染色体が他の染色体に比べて進化速度が大きいことが明らかになった。 また、人間とチンパンジーが約500万年前に共通の祖先から枝分かれした後に人間だけが獲得した免疫関連の遺伝子も見つかった。病気や感染症に対する免疫の違いに関係している可能性があるという。 (23:03) Y染色体の差ゲノムより大 ヒトとチンパンジー比較 2006/01/02 17:58共同 チンパンジーの性を決めるY染色体のDNA塩基配列をヒトと比較したところ、違いは1・78%で、ゲノム(全遺伝情報)の違いより大きかったとする解析結果を、理化学研究所ゲノム科学総合研究センター(横浜市)など日本と韓国の国際チームがまとめた。 1日付の米科学誌ネイチャージェネティクス(電子版)に発表した。 Y染色体は哺乳(ほにゅう)類で雄であることを決定付ける役割を持ち、Y染色体の遺伝情報は父から息子へと常に雄を通じて伝わる性質を持っている。 同センターの藤山秋佐夫客員主管研究員は「Y染色体にはゲノム上で過去に起きた変化が保たれている。ヒトとチンパンジーを比べる場合、Y染色体を見ると正確に違いが分かるのではないか」と話している。 チンパンジーY染色体塩基1270万個、韓日共同で完全解読…人類進化過程究明期待 (中央日報日本語版 2006/01/02) チンパンジーのY性染色体のうち、ヒトと比較可能な部位の塩基1270万個が完全解読された。 韓国生命工学研究院と日本理化学研究所ゲノム総合研究センターを中心に構成された韓日共同研究チームは、ヒトとチンパンジーの2種間のY染色体遺伝子の変化の様相を比較分析することができる部位とされるチンパンジーY染色体の塩基を解読するのに成功したと1日、明らかにした。研究結果は1日付ネイチャー・ジェネティクスに発表された。 これにより進化論上、ヒトとチンパンジーが共通の先祖から分化された後、500万年の間、2種のY染色体がどう変化したのかを明らかにできるようになった。 研究結果、ヒトの染色体(23組)とチンパンジーの染色体(24組)のうち、進化の過程で最も多くの変化が起きたのはY染色体であることがわかった。 チンパンジーY染色体の全体塩基はその大きさが約2300万個で、約6千万個であるヒトの物よりかなり少なかった。これは塩基の多様性がヒトの物に比べて非常に少ないということを意味する。 韓国生命工学研究院朴洪石(パク・ホンソク)博士は「チンパンジーの塩基多様性が人より劣るのは性に対するヒトとチンパンジーの社会的構造の違いや集団の大きさが違うことに起因する」と解釈した。 研究チームはまたヒトのX染色体構造情報をチンパンジーのY染色体と比べた結果、ヒトとチンパンジーが互いに分化した時点から約500万年の間の遺伝的変化の経路を追跡することができた。すなわち、ヒトとチンパンジーの独自的遺伝子構造の変化が2種間の生物学的特異性に影響を与えたという結論を出した。 今回の研究ではY染色体領域でタンパク質を作る19個の活動的な遺伝子も見つけた。またヒトのY染色体は免疫疾患と感染症にかかわる遺伝子が進化の過程で挿入されたという事実も確認した。 韓日共同研究チームは、これに先立ち2002年、チンパンジーとヒトの遺伝子の比較地図を完成したし、昨年にはチンパンジーの22番の染色体を完全解読している。 チンパンジーは遺伝子塩基配列が人間と98.77%等しいほど遺伝的に近い動物だ。Y染色体は哺乳類雄の性を決め、人類の進化の秘密を解くことができる重要な手がかりとして注目されてきた。 遺伝子が建築物なら塩基は建築物を築くレンガだろう。 朴邦柱(パク・バンジュ)科学専門記者 2006.01.02 08:30:53 ページ更新時間:2006年01月02日(月) 11時00分 チンパンジーのY染色体が解読される - TBS 「私たちを人間たらしめているものは何か?」――その疑問を解決するため、ヒトとチンパンジーのゲノムを比較・解析する作業が進められていますが、このほど、チンパンジーの「Y染色体」の構造が解読され、その進化の過程の一部も明らかにされました。 「(ヒトとチンパンジーのゲノム比較で)Y染色体での違いがかなり大きいということがその解析からわかりましたので、どの程度の違いなのかということを知りたいというところから研究がスタートしました」(理化学研究所・黒木陽子博士) これは、独立行政法人「理化学研究所」を中心とする国際共同研究チームが、イギリスの科学誌「nature genetics」のオンライン版 に発表したものです。 ヒトとチンパンジーは、およそ500万年前に同じ祖先から分かれたとされていますが、Y染色体を解析した結果、ゲノムの挿入などによる「変異」は、チンパンジーよりもヒトの方に高頻度に出現したということです。こうしたことが、ヒトの進化を早めることにつながったものとみられています。 実際に、塩基配列の違いを調べたところ、ヒトのY染色体の進化速度が早いことが実証されました。また、免疫に関係する遺伝子「CD24」は、チンパンジーのY染色体には存在せず、ヒト以外のサルにはないこともわかりました。ヒトの免疫力を高めるのに役立っている可能性もあるとして注目されています。 今回の構造解析では、ヒトとチンパンジーが分かれる前のY染色体をモデル化することに成功、それぞれの染色体で1回ずつ、「逆位」が起こったことで現在の染色体になったことも明らかになりました。 「シンプルな構造変化で複雑な構造変化が説明できたのが意外でした」(黒木博士) ちなみに、Y染色体はその大部分の領域で、精子形成過程での組み換えが起こりません。そこで、ほとんど変化せずに次の世代へ引き継がれるので進化の足跡をたどるのには好都合だとされています。 「(Q.今後の研究の方向は?)X染色体にも研究を広げて性染色体の変化を見ていきたい」(黒木博士) (02日08:16)
by alfayoko2005
| 2006-01-02 16:20
| ジェンダー・セックス
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