栃木：男女共同参画条例へ佐野市が意見を募集 骨子まとめＨＰなどで公開

男女共同参画条例へ佐野市が意見を募集
骨子まとめＨＰなどで公開 (東京・栃木版 2006/01/26朝刊)

　男女共同参画社会に向けた条例制定を検討している佐野市では、条例案のたたき台となる骨子をまとめ、市庁舎や図書館、ホームページなどで公開しており、市民の意見を募っている。

　骨子案は（１）総則（２）推進に関する基本的施策（３）阻害する行為の制限（４）審議会－の四章四十七項目からなる。総則では、セクシュアルハラスメント（性的嫌がらせ）やドメスティックバイオレンス（ＤＶ）などの言葉の定義や男女の人権の尊重などの基本理念、市や市民の責務や性同一性障害への配慮などがうたわれている。

　市では条例案を六月議会に上程、七月施行を目指している。意見募集の締め切りは二月十五日。

（中略）

　いずれの問い合わせも市男女共同参画課＝電０２８３（６１）１１５８＝へ。　（梅村　武史）

佐野市男女共同参画に関する条例の骨子（案） (PDF)

佐野市男女共同参画に関する条例の骨子（案）7ページ

No. 20

項目　基本理念(性同一性障害者等に対する配慮）

条例に盛り込む事項
(8)　性同一性障害を有する者又は先天的に身体上の性別が不明瞭である者に配慮されること。

説明　
・人権の尊重のためには、男女の区分では解決できない性に配慮する必要があるため記述します。
・旧佐野市議会でも性同一性障害を抱える人々に対する必要な法の制定と社会環境の整備について、政府に検討するよう働きかけることについての陳情を採択しています。