カテゴリ
お知らせ トランス LGB(TIQ) HIV/AIDS 米政治 国内政治 ジェンダー・セックス バックラッシュ Books Movies Theatres TV & Radio Music Others Opinions 以前の記事
2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 検索
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
世界中で話題の映画『ブロークバック・マウンテン』
アン・リー監督緊急来日記者会見!(2006/01/25) ![]() 丁寧に質問に答えるアン・リー監督 ![]() アカデミー賞に最も近い映画『ブロークバック・マウンテン』 ヴェネチア映画祭でグランプリを受賞し、先日のゴールデングローブ賞では 作品/監督/脚本/主題歌賞と主要4部門を独占した話題の作品である。 3月4日(土)の公開に先立ち、アン・リー監督が来日し、1月25日(水)公開記念記者会見が行われた。 日本が大好きというアン・リー監督。今回も満面の笑みで報道陣の前に登場。 和やかな雰囲気で会見がスタートした。 「この作品の前に大作を2つ撮り、非常に疲れて落ち込んでいた。引退しようか… 休養しようか…とさえ考えていた程だ。その時この映画の短編小説を思い出し、今の“うつ状態”を抜け出す為にも!この映画を撮る事を決めたんだ。」と作品誕生のきっかけをまずは話してくれた。 主演の2人、ヒースとジェイクに関しては「今回は沢山のエクササイズを撮影前に行ったよ。セリフを何度も言い合ったり、ボディランゲージも沢山取り入れた。特にこれは2人の距離感を計るために効果的だった。ここまではOK、でもこれ以上近寄ると不快だとか色々分かったからね。 そういった様々なエクササイズを行って、後は主演の2人にキャラを膨らませてもらったんだ。リハーサルも何度もやったよ!あっ!ラブシーンだけはリハーサルはしなかったよ(笑)」 作品の内容がゲイを描いているが各国の反応は? 「アメリカより東洋の方が受け入れやすい感じがする。以前“ウェディングバンケット”という、やはりゲイが出てくる作品を作ったが、その時の台湾はかなりゲイに対して厳しい反応だった。でもあれから12年。今台湾は非常にオープンになっている。しかもすごいスピードで変わっている。アジアの方がもっとリラックスして映画を見ている感じがするよ。レイト(映倫)もアメリカはR(18歳以上)という厳しいもの、でも台湾はPGなんだ。 香港は、映画のスローなテンポがちょっと嫌がられているみたいだよ(笑)。 日本や韓国は公開がまだだから分からないけれど、どうなるかなぁ。日本ではOLやゲイコミュニティに見て欲しいな(笑)」 そのゲイコミュニティに関してだが 「でもこれをゲイの映画だとは思って欲しくない。あくまでもラブストーリーで、その部分に共感して僕は映画化を決めたんだ。ゲイコミュニティからは“これはゲイの映画としては不充分だ!”と言われているし(笑)」 とユーモアたっぷりにコメント。そして最後に 「今世界は混沌としているからこそ、人間性や、人生の複雑さを描いた作品を多くの人が欲してるのでは? この映画は特に答えを提示していないが、そういう物を求めているのだと思う。だからここまで大勢の人に見てもらえてるのでは。 こんなに小さな作品がここまで大きくなるとは思わなかったので、とても嬉しく思っている。 人生は不思議だね、映画も不思議だね、そして観客の皆さんもとても不思議だよ。 賞とは関係なく、長く、より沢山の人に見て欲しい。」 終始穏やかで暖かい笑顔、そしてじっと相手の目を見てインタビューに答えていたアン・リー監督。 彼の人柄を感じる記者会見だった。 (桜井裕子) ☆3/4(土)よりシネマライズ、3/18より全国超拡大ロードショー ☆作品紹介 『ブロークバック・マウンテン 』
by alfayoko2005
| 2006-01-26 21:45
| Movies
|
ファン申請 |
||