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チリ初の女性大統領が就任 閣僚の半数を女性に
2006.03.12 Web posted at: 16:53 JST - CNN/AP チリ、バルパライソ──1月のチリ大統領選で当選した社会党のミチェル・バチェレ氏(54)が11日、首都サンティアゴ近郊の港町バルパライソにある国会で大統領に就任した。女性の大統領は同国史上初。 バチェレ氏は軍政下で投獄され、拷問された経験を持つ。同氏は就任宣誓後、「国民が積極的に参加する政権を作りたい」と抱負を語った。 新大統領はまず組閣作業に着手し、「男性10人・女性10人」の公約の実現を図る。意思決定権を持つ300余りの職位についても男女比を均等とし、議会選・地方選では一定の割合で女性を候補者に含めるよう義務付ける。 バチェレ氏は就任式に先立ち、ライス米国務長官と30分会談。ライス長官は民主主義の勝利だとして、バチェレ氏の大統領選出をと祝福した。長官はまた、チリ国営テレビに対し、ラゴス前政権下での緊密な両国関係を今後も維持していく姿勢を示した。 就任式にはこのほか、反米左派として知られるチャベス・ベネズエラ大統領も出席した。 ただ、バチェレ新大統領はラゴス前大統領と同様、厳しい財政規律や自由市場経済を支持している。外交面でも自由貿易協定(FTA)を締結した米国と緊密な関係を保つなど、前政権の政策を引き継ぐ見通し。 2006年3月13日(月)「しんぶん赤旗」 チリ初の女性大統領就任 国民的和解呼びかけ 閣僚の半数 女性に 【メキシコ市=松島良尚】南米チリで十一日、一月の大統領決選投票で当選した社会党のミッチェル・バチェレ前国防相(54)が就任しました。初の女性大統領として、民政移管後四度連続となる中道左派政権を率います。任期は四年です。 新大統領は、首都サンティアゴ北西百二十キロのバルパライソにある国会で宣誓しました。公約どおり半数を女性とする二十人の内閣も同日発足しました。 その後、首都の大統領府のバルコニーから数万人の市民を前に演説した新大統領は、「国民が恨みや不信を抱かないで見つめあうときがきた」「二度と過ちを繰り返さない。いっそう繁栄する公正で平等な将来を築こう」と述べ、ピノチェト軍政をめぐる国民の分裂を終わらせて和解しようと呼びかけました。 バチェレ新大統領の父は、空軍司令官で軍事独裁政権に反政府勢力とみなされ、拷問・殺害されました。また大統領自身も逮捕され亡命もした経験を持っています。 新大統領は、六十歳以上の医療費無料化や年金増額など百日以内に実行する三十六の公約を明らかにしています。外交政策では、南米諸国との関係を重視しています。また、米政府が懸念しているベネズエラなど南米左派政権の「悪の枢軸」のようなものはないと否定し、「それらの国の大統領は国民によって選ばれている」と述べています。 就任式には、三十カ国の首脳を含め百二十カ国の政府代表が参加しました。領土問題をめぐって一九七八年以来外交関係が途絶えていた隣国ボリビアのモラレス大統領も出席し、バチェレ大統領と会談。関係改善の推進で合意しました。 チリ初の女性大統領が組閣、閣僚の半数は女性 (2006年3月13日1時2分 読売新聞) 【サンティアゴ=中島慎一郎】1月のチリ大統領選決選投票で当選した中道左派のミッチェル・バチェレ前国防相(54)が11日、同国初の女性大統領として、首都サンティアゴ郊外のバルパライソの国会で就任宣誓し、公約通り20人の閣僚のうち国防相を含む半数を女性とする新内閣を発足させた。任期は4年。 バチェレ氏はピノチェト軍政時代(1973~90年)、空軍大将だった父親が拷問で死亡、本人も社会党員として拷問を受けた経験を持つ反軍政の象徴的存在。 同日夜、サンティアゴの大統領府で国民に向けて行った就任演説では、12日が父親の命日であることに触れ、「過去は決して忘れてはならない。過去の過ちを繰り返すことなく、より公正で平等な明日を築きましょう」と呼びかけた。 「反米」打開へライス長官積極外交 チリ大統領就任式 2006年03月12日19時27分 朝日 チリで初の女性大統領となるミッチェル・バチェレ氏(54)の就任式が11日、バルパライソの国会議事堂で開かれた。中南米で「反米」傾向を強める左派政権が増える中、米国から出席したライス国務長官は南米各国の指導者と積極的に会談。高い経済成長率を誇り、南米の「優等生」とも言えるチリを舞台にした友好の演出に努めた。 バチェレ氏は前国防相で、前任のラゴス氏と同じ社会党に所属し、中道左派の与党連合の支持を得て当選した。ラゴス政権は米国と04年1月に自由貿易協定(FTA)を結ぶなど各国とのFTA締結に取り組み、6.3%(05年)と好調な経済成長を引っ張った。バチェレ氏もこうした貿易重視路線を継続すると見られ、経済成長の維持が最大の課題となりそうだ。 米国にとって「裏庭」的な存在だった中南米だが、ベネズエラには強烈な反米を掲げるチャベス大統領がいるほか、ブラジルやアルゼンチンも経済統合の進め方などをめぐって米国と対立。米国の外交問題評議会のスウェイグ上級研究員は「米国と中南米の関係は非常に難しい状況にある」と指摘する。 ライス長官自身、「中南米と前向きな課題について話し合う非常に良い機会」という今回のチリ訪問には、こうした関係を何とか打開したいとの狙いがある。ピノチェト元大統領の軍事独裁から民政への移管を着実に果たしたチリは、民主主義を基軸とした自由経済の重要性という米国のメッセージを訴えるには格好の場だった。 長官は就任式にあわせ、選挙期間中に「米国の悪夢」と自らを呼び、昨年12月に当選したモラレス・ボリビア大統領とも会談。両国の二国間関係の重要性や、麻薬取引防止の重要性で一致した。「反米姿勢が強い」とされる同氏だが、「就任直後でまだ関係悪化まで行っていない」(米シンクタンク「インターアメリカンダイアローグ」のエリクソン上級研究員)ことから、早期会談で関係維持をはかったと見られる。チャベス大統領とは接触しなかった。 チリ初の女性大統領にバチェレ氏就任・閣僚の半数が女性 (日本経済 2006/03/12) 【サンパウロ=岩城聡】南米チリで11日、1月の大統領選で当選を果たした中道左派のミチェル・バチェレ氏(54)が大統領に就任した。任期は4年。同国初の女性大統領で、同日発足した内閣の閣僚20人のうち国防相や大統領府長官など半数を女性が占める。男性優位の文化が色濃く残る中南米では異例の政治体制がスタートした。 軍政下で拷問を受け、亡命生活を余儀なくされた経験を持つ大統領は「私たちはつらい時代を生きてきた。国民全員が愛せる国をつくろう」と宣言した。 就任式は首都サンティアゴ郊外のバルパライゾにある国会で行われた。南米の左派大統領をはじめ、米国からはライス国務長官、日本からは中川秀直・自民党政調会長が特派大使として出席した。 (19:00) [オピニオン]バチェレ大統領 MARCH 13, 2006 08:06 東亜日報・日本語版 「このような条件なら大統領をするのも面白そうだ」。チリの初女性大統領として11日に就任したミチェル・バチェレ(54)大統領とのインタビューで、ドイツのシュピーゲル誌が投じた言葉だ。欧州が夢にも見ることのできない6%の経済成長を誇る国、民主主義と和解の象徴の人物、さらに国民の愛まで受けて、国政を始めるためだ。むろん、バチェレ大統領は、「私に最も重要なのは、人々の希望を叶えることだ」と丁重に答えた。 ◆チリはカトリック国家の中でも、最も保守的で男性中心的な「マッチョ」国家に挙げられる。離婚が合法化されたのが、わずか1年半前だ。中絶という言葉は、進歩的な人でさえも口にすることをはばかる。そのような国で、無神論者のうえ離婚歴のある3児のシングルマザー大統領が誕生したということは衝撃的だ。そのため、バチェレ大統領の就任は、1980年代の経済自由化、1990年代の政治的民主化に続き、2000年代の文化的開放として評価される。 ◆1973年9月11日に軍事クーデターが起きた時、彼女は21歳の医大生だった。空軍将校だった父親が処刑され、母親とともに酷い拷問を受け、ボーイフレンドは「行方不明」になった。以前、自分を拷問した人物に、サンチャゴ市内のビルのエレベーターで出くわしたこともある。しかし、バチェレ大統領は、憎悪を語る代わりに「その憎悪を逆手にとることに、私の人生を捧げてきた」と話した。政敵を攻撃しない包容と寛容が、彼女の力だ。 ◆いくら人気が高いといっても、経済の支えがなければ、一時の泡にすぎない。チリは他の南米国家と違って、1980年代の軍事独裁の下でも、市場開放と民営化など、経済の自由化に成功した国に挙げられている。司法権が独立し、市民社会がしっかりしているためだ。そのため、民主主義に移行することもできた。最近、南米には「左から左への」の風が強く、バチェレ大統領も中道左派連合所属だが、看板が同じだからといって、まったく同じ左派政権とは言えない。イデオロギーにとらわれず、国民が豊かに暮らせるようにするという大統領に会ったチリがうらやましい。 金順徳(キム・スンドク)論説委員 yuri@donga.com
by alfayoko2005
| 2006-03-13 11:00
| ジェンダー・セックス
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