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人生案内:性同一性障害の兄に会いたい
(2006年3月11日 読売新聞) 30代の女性です。兄は数年前に、性同一性障害と診断されました。以来、女性として暮らしています。 兄がこのことを告白してから、家族はずっとぎくしゃくした関係です。兄とはしばらく会っていません。唯一母だけが、兄と連絡を取っています。 夫が、きょうだいと仲良くしている姿を見ると、うらやましくなります。夫は、兄の障害のことは知っていますし、普通に付き合っていきたいと言ってくれています。しかし両親は、夫の親類は兄の障害のことは知らないので、無理して付き合わなくてもいいのでは、と言います。 小さいころ、兄はとても優しく、私たちは近所でも評判の仲の良いきょうだいでした。このまま縁を切るのは寂しいのです。兄は、私や夫とは会いたくないそうです。このままそっとしておくべきなのでしょうか。(千葉・E子) ◇ 性同一性障害とは、肉体的に自分は男性であるか、女性であるかがはっきりと分かっていながら、精神的には反対の性がふさわしいと確信している状態のことです。一定の要件がそろえば性転換手術も行われます。これは「障害」なのですから、やみくもに恥ずかしいこと、不道徳なことなどと考えるべきではありません。この点は他の心の障害と同様です。 そうは言っても社会的にまだ偏見が強いことも事実ですし、それだからこそこの障害をもった方は苦しんでいるとも言えます。 以上が前提ですが、告白したお兄さんとの関係が、なぜきょうだいとしての付き合いさえできないほどぎくしゃくしているのでしょうか。そこに誤解やきめつけがないでしょうか。幸いだんな様は付き合ってよいと言われている。あなた自身も縁を切るのは寂しいと言われる。 肝心のお兄さんの気持ちですが、家族の思いを配慮して、自ら身を引いている可能性はないのでしょうか。まずあなたが付き合うことから、周囲の偏見が解けていくかもしれない。そんなことを感じました。 (野村 総一郎・精神科医)
by alfayoko2005
| 2006-03-11 00:58
| トランス
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