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メゾソプラノ、チェチーリア・バルトリさん――バロックの美学究める
2006/03/28, , 日本経済新聞 夕刊, 20ページ 二十一世紀のイタリア歌劇界でトップに立つメゾソプラノ。世界の歌劇場が争奪戦を演じる上、長時間のフライトが苦手とあって、来日は実に十三年ぶり。「理想の指揮者の一人」であるチョン・ミョンフンのピアノでリサイタルに臨んだ。 唯一の師と言ってよい母と二人三脚で訓練を続け、十八世紀のバロック歌劇全盛期に活躍したカストラート(男性去勢歌手)の華麗な装飾音型を現代に復活させた。「カストラートも男性。女性歌手には息の長さ、パワーで簡単に克服できない部分が多い」という。「好奇心を失わず、挑戦を続ける」のが身上。「スポーツ選手の覚悟で呼吸と様式のバランスを整え、バロックの美学を究めたい」と意志の強さをみせる。 一九九〇年代初めに希代のロッシーニ歌いとして彗星(すいせい)のように現れた。その後、モーツァルトへとレパートリーを広げた時点で転機が訪れた。欧州楽壇で絶大な影響力を持つオーストリアの音楽学者で指揮者のニコラウス・アーノンクールとの出会いは「決定的だった」と振り返る。多くのイタリア人の興味が集中する十九世紀後半のヴェルディ、プッチーニの方向ではなく、「ハイドンやモンテヴェルディら十八世紀以前の音楽の素晴らしさに目覚めた。ピリオド(作曲当時の仕様の)楽器の合奏団との共演にも喜びを覚えるようになった」。 「三十九歳はまだ若手のうち。今後も時間をかけて技を磨き、ルネサンス音楽の再評価など、情熱を傾けられる企画に専念する」ときっぱり。イタリア人歌手の中では抜群の知性派と呼ばれる理由を尋ねたら、「夫がスイス人で冷静なのが幸いしているのかもしれません」と笑った。 チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ) - Universal Classics Cecilia Bartoli - Decca Classics
by alfayoko2005
| 2006-04-08 16:49
| トランス
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