東京：“熱狂の日”盛り上げよう 丸の内、有楽町で関連イベント

“熱狂の日”盛り上げよう　丸の内、有楽町で関連イベント
（2006年4月30日 読売新聞・東京23区版）

　フランス発祥のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭２００６」（東京国際フォーラム主催、読売新聞社など特別協力）が来月３日から開幕するのを前に、音楽祭を街ぐるみで盛り上げる地域の祝祭が２９日、千代田区丸の内などで始まった。

　期間中は、「熱狂のグルメ」と銘打ち、丸の内・有楽町エリアのレストランが特別メニューを出すほか、ホテルなどでミニコンサートも予定されている。音楽祭のテーマ「モーツァルトと仲間たち」にちなみ、関連書籍やオリジナルグッズを販売する「モーツァルト市場」も開かれる。

　初日となったこの日は、丸ビル（丸の内２）でオープニングセレモニーが行われ、足立区立第十一中学校吹奏楽部のファンファーレで幕開けを告げた後、東京芸大の女子学生４人による四重奏団「ステラ・クァルテット」が、モーツァルト作曲の「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」などを披露し、一帯はモーツァルト一色に染まった＝写真＝。

　生後６か月の長男を連れて演奏に聴き入っていた中央区の主婦福島由美子さん（３４）は、「モーツァルトは子供の成長に良いそうなので、音楽祭の０歳児向けコンサートにも来ます」と話していた。

　来月３日から６日までの音楽祭では、同フォーラムを主会場に約２００公演が行われる。一部に当日券が残っているほか、３日に２公演が追加された。

　問い合わせは同フォーラム（（電）０３・５２２１・９１００）へ。