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マリアム・サイードさん=夫の遺志を継ぎ、音楽で共生を図る
◇境界や壁を崩して、ユートピアを広げたい パレスチナ自治区などのアラブ世界と、イスラエルの若手音楽家との交流を手掛ける。 エルサレム生まれでパレスチナ人の夫、米コロンビア大教授、エドワード・サイードさん(03年9月、67歳で死去)の遺志を継いだ。 故郷喪失体験を思索のバネに、パレスチナに関する発言を続けた文学者であり音楽にも精通していた夫が、イスラエル育ちの音楽家ダニエル・バレンボイムさんと始めた。「音楽は人を成長させる。一つの曲を奏でるためには、他者を考え、互いを尊重するからです」 16日公開の映画「エドワード・サイード OUT OF PLACE」(佐藤真監督)のプロモーションのために来日。ヨルダン川西岸での音楽教育や、ドイツ・ワイマールで誕生しスペイン・セビリアを拠点に世界各地で公演するイスラエル・アラブ混成オーケストラの様子を、夫の思いを重ねながら伝えた。 01年の米同時多発テロ後、アラブ人への偏見や差別による犯罪が広がった。体調が悪化する夫と「こんなにも暗たんたる時代だからこそ、希望を持たねば」と励まし合った。そしてイラク戦争。「夫の政治的発言は『同じ人間じゃないか』というヒューマニズムに力点が移っていきました」 絡み合うパレスチナ情勢だが、ひるまずプロジェクトを続ける覚悟だ。「音楽は、すべての問題を解決する万能薬ではないが、かたくなな境界や壁を崩してきた、実在するユートピアの一つであることは確かです」<文と写真・高尾具成> ……………………………………………………………………………………………………… ■人物略歴 第二次大戦中にレバノンで生まれ、70年に結婚した。ニューヨーク在住。バレンボイム・サイード基金理事。映画の詳細は、http://www.cine.co.jp 毎日新聞 2006年5月13日 東京朝刊
by alfayoko2005
| 2006-05-14 00:06
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