男女共同参画 猪口氏が講演 福岡市

男女共同参画　猪口氏が講演　福岡市

　猪口邦子男女共同参画担当相による「男女共同参画研修会」が１３日、福岡市であった。昨年末の第２次男女共同参画基本計画の閣議決定を受け、全国１０ブロックで開いている啓発活動の一環。九州・沖縄各地の地方議員や自治体の担当者ら４６０人が参加した。

　猪口担当相は、国会議員や管理職など指導的地位に占める女性の割合などから算出した係数の比較で、日本が先進国中最下位であることや、性別の役割分担意識が根強いことを指摘。「性差別や偏見は社会的につくられたものである、と意識することが必要。ただ、『男らしさ、女らしさ』の否定などは、男女共同参画の考え方とは違う」と述べた。

　また第２次計画について、「指導的地位に占める女性の割合が３０％以上になるよう取り組むことや、出産後の女性の再就職支援策を充実させたい」と狙いを説明した。

　＝2006/05/14付 西日本新聞朝刊＝