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性の問題同じ目線で語る ピアカウンセリング、秋田看護福祉大学生ら活動 (読売・秋田版 2006/05/13朝刊)
◇教育ルネサンス 大館市の秋田看護福祉大(佐々木英忠学長)の学生たちが、年齢の近い高校生らを対象にした性教育に取り組んでいる。英語で「仲間」を意味する“ピア”を冠した「ピアカウンセリング」。同大は県内唯一のカウンセラー養成機関で、性について、同じ目線と感覚で語り合おうという試みだ。全国平均より高い水準にある若者の人工妊娠中絶実施率、拡大が懸念される性感染症など、ティーンエージャーの性を取り巻く問題は少なくない。(佐賀秀玄) ■会話 2005年度に同大の学生が取り組んだカウンセリング活動は、夏から冬にかけて計4回。市内三つの高校や同大を会場に、避妊方法や性感染症について考える機会を設けた。いずれも、カウンセラー養成の資格を持つ同大の岩間薫助教授(母性看護学)らのセミナーを30時間受けた学生15人。今年も県北3高校からカウンセリング活動の依頼を受けている。 活動では、生徒たちが意見を言いやすいよう、例えば芝居を披露している。05年暮れに同大の教室で行われた活動でも、呼び掛けに応じて集まった県北の高校生9人を前に、カップル役の学生2人が取り組んだ。 内容は「コンドームを付けてね」という女性に、「付けなくても平気だよ」と答える男性、といったやり取り。参加した生徒にどうすべきか、考えてもらう。学生の質問に、生徒たちから様々な意見が出る。学生と生徒との会話が始まる。その中で、他人に流されずに自分の意思で判断すること、相手を思いやる気持ちの大切さを感じてもらうというわけだ。 ■理解 厚生労働省の調査によると、20歳未満の女性1000人当たりの人工妊娠中絶実施率は、全国平均より秋田が高めに推移する傾向にある。04年度も、全国平均10・5件に対し、秋田は11・2件だった。 ピアカウンセリングは、こうした現状を受けてスタートした。県はまず、01年度から若者を対象にピアカウンセラーの養成を始め、04年度までに、短大生や看護学生ら計67人をカウンセラーとして養成。年齢が高校生たちと離れることで効果が失われる心配もあるが、05年度からは岩間助教授が養成資格を持つ秋田看護福祉大に委託する形で、事業が継続されている。 岩間助教授は「思春期の若者が性情報を得るのは親や教師でなく、先輩や仲間からが多い。大人が話すよりも、同じ世代の若者たちが正しい知識を伝えれば、受け入れられやすい」と効果を説く。 ■広がり 同大では3月、あるサークルが結成された。その名も「ビーラブスター・ピアサークル」。05年にカウンセリングにかかわった11人が、さらに活動の幅を広げるために作った。今後は高校の文化祭に出向くなどして、性感染症の種類の多さや広がりの速さなど、その怖さをもっと知ってもらう予定。 看護福祉学部看護学科2年のサークル代表伊藤洋介さん(19)は「将来的には中学生を対象にした活動もしていけたら」と話している。 県立大館桂高校では、昨年に続き、今年もカウンセリングを依頼した。安田真理子養護教諭は「保健室に異性問題や性感染症のことで相談に来る生徒はいないが、話を聞けばボーイフレンドもいて、心配は皆無ではない。正しい知識を持ってもらうには、大人が言うより、同世代の方が親しみやすい」と期待している。 写真=高校生らを対象に秋田看護福祉大が取り組んでいる性教育のピアカウンセリング
by alfayoko2005
| 2006-05-16 22:54
| ジェンダー・セックス
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