京都：キャンドルパレード：エイズへの差別や偏見なくそう－－２１日に京都市内

キャンドルパレード：エイズへの差別や偏見なくそう－－２１日に京都市内 (毎日・京都版 2006/05/19朝刊)

　エイズへの偏見や差別をなくそうと、「キャンドルパレード」が２１日、京都市内である。亡くなった人への追悼の思いをこめ、ろうそくのあかりを手に繁華街を歩く。主催する市民団体「プラネット（ＨＩ５と共に生きる会）」が、主旨に賛同する人の参加を呼びかけている。

　今年で１４回目。今回は「大阪ＨＩＶ訴訟」原告団代表で、９５年に４９歳で亡くなった石田吉明さんの遺品のセーターなどで家族らがつむいだ「メモリアルキルト」も掲げる。石田さんは同団体の発起人で、国や製薬会社との交渉や感染者の救援運動に、厳しい差別の中でも実名を公表し取り組んだ。

　午後６時半、市役所前（河原町通側）集合。３０分間のオープニングセレモニーの後、約１時間半かけて円山公園（東山区）まで歩く。当日にろうそくの用意などを手伝うボランティアスタッフも募集中。問い合わせは同団体の小田切孝子代表（０７５・６２２・６８８９）へ。【山田奈緒】

５月１９日朝刊