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講演会:性的暴行、傷感じて 米在住フォトジャーナリスト・大薮さんが中区で (毎日・広島版 2006/05/20)
◇「被害者の深い傷感じて」--写真撮影通じて支援 性的暴行を受けた人たちの写真を撮り続けている米在住のフォトジャーナリスト、大薮のぶ子さん(34)の講演会がこのほど、中区大手町5の広島市女性教育センターであった。大薮さん自身も性的暴行を受けた1人。「誰でも被害者になり得る。深い傷を乗り越えた人たちの写真を見て、同じような被害者を出してはいけないと感じてほしい」と話した。 大薮さんは、米イリノイ州シカゴの新聞社で、専属カメラマンとして働いていた時、アパートの鍵を壊して侵入した男に性的暴行を受けた。犯人は逮捕されたが、うつや不眠に悩み、カウンセリングを受ける日々が続いた。心から笑うことも、泣くこともなくなっていた。だが「一生、犯人のコントロールの下にいるなんて嫌だ」と、犯人に「神様が私に、犯人を許しなさいと言った」とする手紙を書き、気持ちに整理がついた。 その後、「写真で何かできないか」と大薮さんは約70人の被害者を撮影。被害者の表情が強く印象に残る白黒写真で、集団レイプを受けた女性、父から売春を強要された女性、教会の神父に虐待された男性……。自身も被害者である大薮さんだからこそ、被写体と心が通じ、痛みを分かり合えた。撮影は、被写体にとって事件を吹っ切るきっかけになり、大薮さんにとっても癒やしになった。被害場所を訪れて撮影すると、気持ちの整理がついたと話す人が多いという。 性的暴行により子どもを産めない体になった女性は、カメラを向けると明るく振る舞おうとするが、事件を思い出すと涙が流れた。大薮さんは「自分でも事件をどう扱っていいかわからない。そんな気持ちがよくわかる」と話す。 大薮さんは現在結婚し、長女を出産。全米性暴力調査センターの名誉理事でもあり、被害者は自分に非があったと思い込む傾向があると指摘する。被害者の自尊心を回復させるためのサポートや、警察の調べ、裁判での証言を少ない回数で済むようにする制度が大切だと訴えている。【大沢瑞季】 5月20日朝刊
by alfayoko2005
| 2006-05-21 09:03
| ジェンダー・セックス
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