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’06米中間選挙:風は吹くのか/5 分裂する道徳観 保守層取り込む切り札 (毎日 2006/05/20)
「我々が求めるのは信心深い候補者だ」。米中部オハイオ州南西部の主要都市、シンシナティで市民団体「シチズンズ・フォー・コミュニティー・バリューズ(CCV)」を運営するフィル・バーレス氏(64)は断言した。「ユダヤ、キリスト教的道徳観の推進」を主目的の一つに掲げるCCVは、04年のブッシュ米大統領再選に貢献したとされるキリスト教保守派系団体の一つ。中間選挙に向けても関連政治団体を通じて、同州知事選に立候補しているケン・ブラックウェル州務長官(58)ら共和党候補を支持している。 支持の主条件は3点。人工妊娠中絶への反対、風紀の維持、同性間結婚への反対だ。いずれも、社会的、宗教的な価値観をめぐる「バリュー・イシュー」と呼ばれる争点だ。 前回の大統領選では、オハイオを含む全米11州で同性間結婚を禁止すべきかの住民投票も同時に行われたため、共和党支持傾向が強い保守派がこぞって投票した。CCVも同問題の投票実施に必要な署名集めで「州内すべての電話番号に電話した」(バーレス氏)というほどのキャンペーンを展開した。結局、ブッシュ氏は51%対49%の僅差(きんさ)で同州を獲得。地元政治と宗教の関係に詳しいアクロン大のジョン・グリーン教授は「保守派の投票が増えなければ、ブッシュは負けていた」と言う。 今回の中間選挙に向けては、保守派の牧師らが「オハイオ・レストレーション・プロジェクト」と呼ばれる組織を結成し牧師のネットワーク化を進めている。投票に必要な有権者登録を呼びかけるためだ。一方、保守派に対抗して結成された宗教関係者の組織「ウィ・ビリーブ・オハイオ」に参加する州都コロンバスのマーク・ディーマー牧師(46)は「価値観も重要だが、教育や雇用など多様な問題を議論の俎上(そじょう)に載せたい」と話し、有権者登録などを呼びかけるとしている。 今のところ、全国レベルで主要争点として注目を集めているのはイラク問題や移民問題などだ。しかし、バーレス氏は「いずれ、価値観問題が浮上してくる」と指摘。「激戦になれば、我々の支持を得られない候補は負けるだろう」と主張する。オハイオで共和党は、タフト知事やネイ連邦下院議員らをめぐる汚職スキャンダルに直面している。民主党同州支部の広報担当者は「保守派を動員するためにも、共和党は価値観問題に力を入れるだろう」と見る。 連邦レベルでも、上院が6月上旬に同性カップルの結婚を法的に認めない憲法修正案の投票を行う予定だ。18日に司法委員会を通過したが、共和、民主間で激しい論戦となり、中間選挙での潜在的争点であることが浮き彫りになった。【オハイオ州コロンバスで和田浩明】=つづく *次回は23日に掲載します。 毎日新聞 2006年5月20日 東京朝刊
by alfayoko2005
| 2006-05-23 15:12
| LGB(TIQ)
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