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2006 年 05 月 25 日 19:58
ゴールドベルクの楽器が里帰り 20世紀を代表する世界的なヴァイオリニスト、シモン・ゴールドベルクが立山山麓で生涯を終えてから今年で13年。 彼の音楽的遺産を富山から世界に向けて発信する「こしのくに音楽祭」が、今年9月から県内各地で開催されます。 音楽祭ではゴールドベルクの魂のヴァイオリンが、富山で再びその音色を奏でます。 シモン・ゴールドベルクは1909年ユダヤ系ポーランド人として生まれ、わずか15歳でベルリンフィルハーモニーのソリストとして全ヨーロッパの注目を浴びます。 しかし、ナチス政権発足により1934年ドイツを脱出。 家族をホロコーストなどで失い演奏家として世界を流転します。 戦争に翻弄されながら音楽を追求しつづけたゴールドベルクが最後に辿りついたのが立山山麓でした。 1991年には美代子夫人とともに富山市民プラザアンサンブルホールでリサイタルを開き、その気品あふれるヴァイオリン演奏は残された録音とともに富山が歴史に名を刻み、長く語り継がれるべき音楽的事件でした。 13回忌を機に富山の市民グループが夫人の山根美代子さんとともにシモン・ゴールドベルク・メモリアルと題し、愛弟子を招いた演奏会やセミナーを開催。全国各地から彼を音楽を敬愛する人々が集まりました。 この成功を受け、市民グループが富山の経済界や行政に働きかけ、シモン・ゴールドベルクの音楽的遺産を後世に伝え、彼が愛した立山の自然や歴史、文化を世界に発信するため、「こしのくに音楽祭」という名前がつけられました。 富山を舞台に毎年、継続的にコンサートやセミナーを開く計画です。 9月に開幕する音楽祭で特に注目されるのは、彼が愛したヴァイオリン、グァルネリ・デル・ジェズ”バロン・ヴィッタ”が彼の愛弟子によって、再び富山でその音色を響かせるコンサートです。 この長い名前のついたゴールドベルクのヴァイオリンは、彼が立山山麓でその生涯を終える数時間前まで、素晴らしい音楽を奏でていました。 彼の死後、アメリカのスミソニアン博物館に貸し出し、展示されてきましたが、こしのくに音楽祭をきっかけに第二のふるさと富山への里帰りを計画。 ヴァイオリンを所有する山根美代子さんからゴールドベルクの愛弟子に貸与されることになりました。 この素晴らしいヴァイオリンの音色が再び立山山麓、富山で甦る「こしのくに音楽祭」は今年9月に開幕します。 音楽祭の詳しい内容は26日開かれる実行委員会で発表される予定です。 2006 年 05 月 26 日 18:16 「こしのくに音楽祭」の概要発表 13年前、富山で生涯を閉じたバイオリニストシモン・ゴールドベルクの音楽的遺産を受け継いでいこうと、今年9月から富山で音楽祭が開かれます。 その「こしのくに音楽祭」の概要が、26日発表されました。 1909年にユダヤ系ポーランド人として生まれたシモン・ゴールドベルクは若くしてベルリンフィルハーモニーのコンサートマスターに就任するなど活躍しましたが、ナチス政権の発足で亡命を余儀なくされるなど波乱の生涯を送りました。 そして晩年には立山山麓に滞在し、13年前、生涯を閉じたのもここ富山でした。 こしのくに音楽祭はゴールドベルクの高い芸術性や音楽への情熱を後世に伝えていこうと県内の経済界や行政などからメンバーが集まり企画したもので、26日は音楽祭の実行委員会が記者会見を開き、概要を発表しました。 音楽祭は、今年9月から11月にかけて開催され、まず9月8日には前夜祭として立山博物館・遙望館で彼の愛弟子、ニコラス・キッチンさんらを招いてコンサートが開かれます。 その際、ゴールドベルク愛用のバイオリン、「グァルネリ・デル・ジェズ・バロン・ヴィッタ」が保管・展示先のアメリカスミソニアン博物館から持ち出され、美しい音色を富山で蘇らせます。 また翌日の9月9日にはゴールドベルクの最後のコンサートが行われた富山市民プラザで彼の愛した楽曲が演奏されます。 ステージではキッチンさんと、ゴールドベルク夫人であるピアニスト山根美代子さんが共演します。 このほかにも期間中は県内各地でコンサートが開かれ、若手音楽家を育成していくためのセミナーも企画されています。 世界的バイオリニスト・ゴールドベルク氏 精神受け継ぎ、今秋から音楽祭 (読売・富山版 2006/05/27朝刊) ◆旧大山町で93年死去 立山で命を閉じた世界的なバイオリニスト、シモン・ゴールドベルク氏の精神を受け継いだ「こしのくに音楽祭」がこの秋からスタートすることになった。県内の経済界と音楽好きの市民から寄付を募り、街なかコンサートや未来の音楽家を育てるセミナーなどを開く。音楽を通じて富山を世界に発信する試みだ。 ゴールドベルク氏は、21世紀を代表する音楽家の1人。1993年に亡くなるまでの約5年間、旧大山町のホテルで過ごした。 音楽祭は、経済人ら15人で組織する実行委員会が主催。26日に会見を開いた委員長の新木富士雄・北陸電力会長は「ゴールドベルク氏との縁を大事にし、富山を世界に発信したいという熱い思いから始まった。将来はザルツブルクのように世界に知られるようになれば」と話した。 開催資金約2800万円は、企業の協賛金や市民の寄付、県予算などで賄う。寄付した市民は「ザ・マエストロ・サークル」会員として、コンサートなどの優待を受けられる。 音楽祭は9月8日から11月25日まで。教え子のニコラス・キッチン氏が、ゴールドベルク氏の愛器を奏でるコンサートのほか、一流音楽家を育てるセミナー、文化の担い手を育てるとやま文化塾など多彩な内容。企業・個人の寄付は来週から受け付ける。問い合わせは、事務局((電)076・432・5040)。
by alfayoko2005
| 2006-05-28 12:43
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