カテゴリ
お知らせ トランス LGB(TIQ) HIV/AIDS 米政治 国内政治 ジェンダー・セックス バックラッシュ Books Movies Theatres TV & Radio Music Others Opinions 以前の記事
2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 検索
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
作曲家の言葉に耳傾け ピアニスト・小菅優 モーツァルトのピアノ協奏曲録音 (読売 2006/06/06夕刊)
◆自然な音楽の流れ重視 オーストリア・ザルツブルク在住の新鋭ピアニスト、小菅優が、生誕250年に沸くモーツァルトのピアノ協奏曲を録音した。8月には、伝統あるザルツブルク音楽祭でモーツァルト中心のリサイタルも開く。(松本良一) 初めての協奏曲録音にモーツァルトを選んだのは、「オーケストラとの対話を重視する室内楽的な雰囲気が性に合っていたから」と言う。今回のCD(ソニー)で弾いたのは、モーツァルトが故郷のザルツブルクで書いた代表的なピアノ協奏曲第9番とウィーン時代の全盛期の作品・第21番。共に名作だ。 「ザルツブルクに住む私にとって第9番は親しみを覚える曲。作曲家の孤独と悲劇性がにじみ出ている第2楽章が特に好きです」 第21番では自作のカデンツァも弾いた。12歳ごろから繰り返し弾き、少しずつ手を入れているという。「作曲や編曲は大好き。いろいろなアイデアを即興的に盛り込むことができるのが魅力」と話す。 共演したのは初顔合わせの北ドイツ放送響。経験豊かな指揮者ローレンス・フォスターの温かいサポートも手伝って、家族的な雰囲気の中で仕事ができた。「第21番の第3楽章冒頭では、オーケストラと一緒に微妙なニュアンスの違いを何通りも試すことができ、とても勉強になりました」と振り返る。 モーツァルトで一番重視するのは、自然な音楽の流れだという。オペラ「ドン・ジョバンニ」などに見られる劇的な表現が好きで、理由は“真実”を追求する作曲家の心の底からわき上がってきた迫真のドラマだから。「中途半端にセンチメンタルな弾き方をしてはダメ。余計なことは一切せず、ひたすら作曲家の言葉に耳を傾けなくては」 リサイタルは、8月20日に地元のモーツァルテウム・ホールで開く。ザルツブルク音楽祭のプログラムとして独演会を開く日本人ピアニストは、内田光子に次いで2人目という快挙だ。 10歳の時にヨーロッパに移り住んでから13年。「西洋音楽をやっていても日本人という自覚はあります。その感性を自分の個性として音楽に生かしていきたい」。8月のリサイタルでは、モーツァルトのほかに作曲家、西村朗の新作を世界初演する。 さらに、今秋の日本ツアーではモーツァルトと武満徹、シューマンを弾く予定。「若いうちは何でもやってみたい」と、シューベルトの後期ソナタやベートーベンの大作「ハンマークラビーア」ソナタにも挑戦したいと意気込む。ますます楽しみな気鋭だ。 写真=23歳。「ザルツブルク音楽祭へのデビューがとても楽しみ」と語る
by alfayoko2005
| 2006-06-07 00:35
| Music
|
ファン申請 |
||