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インタビュー・会いたい人 同性愛者と公表、大阪府議・尾辻かな子さん
◇「あなたのままで大丈夫」--尾辻かな子さん(31) 毎日新聞 2006年6月9日 東京夕刊「キャンパる」 大阪府議会で最年少議員の尾辻かな子さん(31)は同性愛者であることを公表している唯一の都道府県議員だ。5月23日、国際基督教大で「虹色の社会を目指して」と題して講演した機会に話を聞いた。まぶしそうな笑顔が印象的な尾辻さんは「私のままでいたいだけ」と率直に語ってくれた。【国際基督教大・岸本志津】 子供の時は恋愛に興味がなかったという。小学校高学年になるとクラスの女の子たちが、気になる男の子について話すようになったが、話の輪に入れなかった。「異性を好きにならない私に『レズなんじゃない』と言ってくる子もいた。そう言われることに強い拒否感を感じ、そんなことない、と必死に否定した」 「同性愛には悪いイメージがついてまわっている。私も昔は同性愛は普通でない、気持ち悪いことだと思っていた」 大学生の時、同性の先輩への恋心を自覚し、自分が同性愛者であることを初めて認めることができた。その後同性愛者のイベントに参加して自分以外の同性愛者と知り合い、「私は私のままでいいんだ」と思えるようになったという。 自分の中で「同性愛者である自分」を受け入れられるようになった後、友達に徐々にカミングアウトしていった。友達からは「びっくりしたけど尾辻の大事なこと話してくれてうれしかった」「そうだと思っていたよ」など好意的に受け止められ、「言って良かった」。 母親は初めは戸惑いを見せ、数年の間、その話題に触れないことが2人の暗黙の了解だった。しかし、最近は講演会の講師を引き受けるなど、応援してくれるようになった。「母なりに同性愛について勉強してくれたんだと思う」 昨年8月の「東京レズビアン&ゲイパレード」の開会式でレズビアンであることを公にした。 「自分が異性が好きか、同性が好きか、ということをことさら公にする必要はない。自分のことを知っていてほしいと思う人に知ってもらえば十分だ」と話す。 ◇「偏見」に目を向けてほしい ではなぜ公表したのか。「同性愛者に対する偏見や無理解、同性パートナーに対する法的保障がないなど同性愛者が社会で直面している問題はたくさんある。誰も何も言わなければ、問題がないものとされてしまう。多くの人に同性愛について考えてもらうきっかけになれたら、と思った」 さらに「自分が同性愛者であることに一人で思い悩んでいる人に『あなたのままで大丈夫だよ』というメッセージも届けたかった」と付け加えた。 いま好きな同性のパートナーと暮らしている。「事故や病気の時に連絡がもらえない、など異性カップルのような扱いが受けられないことが困る」と話し、「存在を無視し、同性愛者に不利益の多い今の社会を肯定しないでほしい」と訴える。 最後に学生へのメッセージをお願いした。「同性愛者のほかにも、偏見や社会制度の不備に苦しんでいる人がたくさんいる。社会の一員としてそうした問題に関心を持ってほしい」 ============== ■人物略歴 ◇尾辻かな子さん 大阪府出身。高校時代は空手のアジア・ジュニアチャンピオンに。韓国留学後に同志社大商学部に入学、テコンドー同好会で活躍。卒業後は市民団体で働き、03年の統一地方選で大阪府議に初当選。05年「カミングアウト~自分らしさを見つける旅」を出版した。 毎日新聞 2006年6月9日 東京夕刊
by alfayoko2005
| 2006-06-10 13:50
| LGB(TIQ)
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