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撤去図書リスト、一転公開 県生活学習館の女性本問題 『作成者が望んだ』県、当初判断『誤りない』 (日刊県民福井 2006/08/12)
福井市のユー・アイふくい(県生活学習館)で男女共同参画関係の図書が一時撤去された問題で、県は十一日、情報公開請求に対して非公開決定をしていた撤去図書リストの書名などを一転して公開する決定をした。 (畑結樹) 非公開決定をめぐり、リストに著作が含まれていた東大の上野千鶴子教授(社会学)らは決定を不服として、書名などの公開を求めて二十六日に提訴する方針でいたが、これを見送ることにした。 杉本達治県総務部長は会見で、公開とした理由について▽書籍リスト作成者が公開を望む考えがあることを確認した▽書籍の著者の一部からも公開を望む声があったこと-など「事情が変わった」ことから、「県民の知る権利を守るため公開した」とした。当初、非公開としたことについては「誤りはなかった」と述べた。 問題発覚後、県には書籍リストの公開を求めて三件の情報公開請求があったが、いずれも書名や著者名などは非公開となり、うち一件については、異議申し立てが出されていた。 同学習館では、昨年十一月に学習館の学習事業企画推進員の一人から「過激で性的な表現のある書籍は置かない方がよい」と書籍リストとともに申し入れを受け、今年三月末に「書籍の内容について調査するため」として、書籍を書架から事務室に移し、五月に戻した。 予定していた訴訟の原告団長の上野教授は「提訴に踏み切る決断で公開につながったが、県の一連の対応や説明には一貫性がない。福井の事例は氷山の一角で、“自主規制”などが行われている事例は各地にあると思う。行政には男女共同参画条例や基本法に基づいた一貫性のある政策を求めたい」と話している。 提訴の直前、異例の決定 県生活学習館で行われた図書の一時撤去問題にからみ、方針を一転させ一時撤去した図書リストを公開した理由について県は十一日、リスト提出者の同意という「事情変更」としたが、情報公開請求者が示していた提訴日を前にした異例の決定には、釈然としない部分も多い。 県庁で記者会見した杉本達治・総務部長は「リスト提出者から、公開してもよいとの意向が、十日に最終確認できた。情報公開制度の趣旨から、可能な限り早く公開することにした」と述べた。しかし「県公文書公開審査会の答申などを経ず、県が決定を変更した例は過去にない」と認め、極めて異例の対応であることをにじませた。 その上で「これまでの県の判断に誤りはない。事情が変わったということ。対象の図書については決して撤去ではなく、あくまで作業の一環」との主張を繰り返した。 一方、リストの公開を求めていた上野千鶴子・東大教授らはこの日、「リストに記載された本の著者や出版社は、一時撤去によって権利が侵害されたことが証明された」などの内容の抗議文を西川一誠知事に提出した。 さらに、一時撤去や非公開決定が違法行為に当たらないかなど、県の見解を問う公開質問状を出し、二十一日までに文書で回答するよう求めた。 (北村剛史) 県、153冊の一覧全面公開 フェミニズム関連図書撤去 (読売・福井版 2006/08/12) 県生活学習館がフェミニズム関連の書籍を一時撤去した問題で、県は11日、「(撤去を要請した)リスト作成者が公開に同意した」などとして153冊の一覧を全面公開した。これまでに著者や市民団体から3件の情報公開請求があり、県は書名や著者名を黒塗りにして「一部公開」としていた。突然の方針転換に、公開を求めて提訴する方針を表明していた著者の一人、上野千鶴子・東京大教授らは「非公開はそもそも違法だった」と批判している。 杉本達治総務部長らが記者会見し、リストを公開。「県の情報は原則公開で、リスト作成者や著者の一部も公開を望んだ。県民の関心も高く、総合的に事情が変化したと判断した」と説明。一方で、これまでの実質非公開については「個人情報をみだりに公開しないという観点から妥当だった」とした。 上野教授らは提訴を取りやめるが、一連の経過について抗議文と、一時撤去の不当性を問う公開質問状を西川知事あてに送った。リストを公開請求した他の2団体も「早く全面公開するべきだった」「もっと説明責任を果たすべきだ」としている。 上野教授らは26日午後1時30分に福井市の県民会館で予定していた提訴集会を、他の著者にも呼びかけ抗議集会として開く。 上野教授らが訴訟取りやめ 福井県の撤去本リスト公開で (中日 2006/08/12朝刊) 福井県生活学習館(福井市)で上野千鶴子・東大教授(社会学)の著作などの男女共同参画関連図書、約150冊が一時撤去された問題で、県は11日、非公開決定していた対象図書や著者のリストを一転、公開した。これを受け同日、上野教授らは8月中に予定していた県を相手取る公開請求訴訟を取りやめることを決めた。 公開されたリストは「必要なのか非常に疑問に思うもの」の題名で、書籍の名前や副題、著者名などを列記していた。 上野教授の「スカートの下の劇場」や福島瑞穂・社民党党首の「結婚はバクチである」などが含まれていた。県は、書架から図書を一時撤去していた。 県庁で同日開かれた会見で、杉本達治・県総務部長は方針転換した理由を「リスト提出者から公開してもよいとの意向が確認できた」とだけ説明。目前に迫っていた提訴との関連については明言を避けた。 上野教授らは同日、西川一誠知事に対し、一時撤去について抗議文を提出した。上野教授は「提訴に踏み切る決断をした私たちの勝利。リストは手に入ったが、その作成者や経緯など不明な点は残る。図書の撤去など一連の県の行動について抗議する」とし、類似の事例が他自治体にないか監視する考えを示した。 ◇リストに記された主な筆者と書籍名 ▽上野千鶴子「スカートの下の劇場」「1・57ショック」「女という快楽」「なりたい自分になれる本」▽江原由美子「ジェンダーの社会学」「フェミニズムの主張」▽田嶋陽子「もう『女』はやってられない」▽西野留美子「従軍慰安婦のはなし」▽二宮周平「離婚判例ガイド」▽樋口恵子「エイジズム」▽福島瑞穂「結婚はバクチである」▽宮台真司他「サブカルチャー神話解体」 (著者名と書籍名はリスト通り、順不同) 撤去書籍のリスト公開 上野東大教授らの著作 (共同 2006/08/11) 福井県が、上野千鶴子東大教授らのジェンダー関連の書籍を県の施設から一時撤去したため、上野教授らが撤去対象になった書籍のリストの公開を求めた問題で、県は十一日、非公開から一転してリストを公開した。 県によると、公開を決定したのは、リストの作成者が了承するなど、事情が変わったためという。リストには上野教授の「スカートの下の劇場」など約百五十冊の書名や著者名が記されている。 県は三月、県の男女共同参画推進員から「内容が過激で不適切」との指摘を受け、生活学習館の書架から書籍を撤去。その後、抗議を受け書架に戻した。 上野教授らは六月、リストの公開を請求したが、県は「著者の利益を害する恐れがある」などとして非公開を決定。上野教授らは七月、公開を求めて提訴する方針を明らかにしていた。 上野教授らは「経緯の説明も謝罪もまったく行っていない」として、十一日付で知事に抗議文と公開質問状を提出。提訴は見送るという。 (共同) ジェンダー本撤去 福井県、書名を公開 2006年08月12日00時33分 朝日 福井県生活学習館(福井市)でジェンダーや性教育に関する本が書架から一時撤去された問題で、県は11日、撤去した計153冊の書名や著者名をすべて公開した。著者とされる社会学者の上野千鶴子さんら20人が県を相手取り、撤去された書名などの公開を求めて今月下旬に提訴を予定していた。原告団事務局は、経過の説明や謝罪を求める抗議文を西川一誠知事に送付。所期の目標が達成されたとして提訴はとりやめる。 公開したリストでは、「ジェンダー」や「フェミニズム」の言葉を書名に含む本が多く、「スカートの下の劇場」など上野さんの著書や共著は18冊あった。原告団の社会学者の江原由美子さんの著書は上野さんとの共著も含め15冊あった。 昨秋以降、県の男女共同参画推進員の男性から「不適切で内容が過激」とリストを挙げて指摘を受け、県は3月末に撤去。5月に書架に戻したが、上野さんや地元市議らが6月にリストの情報公開を請求。県は書名や著者名などを黒く塗りつぶして公開していた。 公開した理由について、杉本達治・県総務部長は「リストの作成者から公開してもよいとの了承が得られたため」などと説明している。
by alfayoko2005
| 2006-08-12 02:17
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