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共同参画本撤去 県の迷走強く非難 福井で抗議集会 問題追及の構え (日刊県民福井 2006/08/27)
ユー・アイふくい(県生活学習館)のジェンダー関連図書約百五十冊を県が一時撤去した問題で、著者で社会学者の上野千鶴子・東京大学教授ら関係者が二十六日、福井市内で抗議集会を開いた。非公開としていた撤去図書名を県が突然公開したことから、会場はさながら主催者側の“勝利集会”の様相を呈した。 福井市の県民会館で開かれたこの集会には、県内外から百八十人が参加。県を相手取り、撤去図書名の公開を求めて福井地裁に提訴する方針を決めていた原告団が主催した。県が十一日に図書名を公表したことから提訴は見送ったが、原告団メンバーは県男女共同参画審議会を通して一連の問題をさらに追及する構えを見せている。 集会ではまず、原告団メンバーだった今大地晴美敦賀市議らが一連の経過を報告。引き続き、上野教授は「私たちの勝利だ。不当なのは県と、撤去を求めた男女共同参画推進員だが、今回のことは人ごとではない」とし、全国に広がりつつある男女共同参画への不当な批判や圧力に抵抗するよう呼び掛けた。 この後行われた上野教授と臨床心理士の信田さよ子氏の対談に引き続き、撤去図書の著者や関係者らによるメッセージが次々と紹介された。この中では、一時的にせよ図書を撤去し、図書名の公開をめぐって迷走した県の一連の対応を強く非難する意見が際立った。 一方、集会には図書撤去を申し入れた男女共同参画推進員の男性も参加。上野教授の著書の記述の一部を批判し、賛同者がヤジを飛ばして騒然となる場面もあった。 上野教授は「突然の方針変更に対する市民オンブズマンの質問に県はきっちり答えてほしい。撤去という意思決定を行った県はおかしい。私たちが問題にしているのは行政権力だ」と述べた。 (永井寛郎) 県生活学習館の性差書籍撤去:「社会を後退させないために」上野さんら集会 (毎日・福井版 2006/08/27) ◇ジェンダー本撤去 福井県生活学習館(福井市下六条町)が県民からの指摘でジェンダー(性差)関係の書籍約150冊を一時撤去し、そのリストを非公開にしていた問題で、社会学者の東大教授、上野千鶴子さん=写真左から2人目=らのグループが26日、福井市内で、「ジェンダー図書排除問題を問う」と題した抗議集会を開いた。 もともと26日に、県を相手取り撤去した本の書名公開を求める訴訟を福井地裁に起こし、その後に「提訴集会」を開く予定だった。今月11日に県が一転して、書名の全面公開を決めたため、集会のテーマを変更した。 上野さんをはじめ、グループのメンバー4人が一般参加者約100人に、経緯や今後の対応、問題の背景について説明し、意見を述べ合った。 上野さんは「きょうの集会は私たちの勝利の証し。県は、言論を制限するというナチス・ドイツと同じ過ちを犯した。社会を後退させないためにも、みんなで頑張っていきたい」と話した。同グループは、今後「男女共同参画施策に関する苦情申出書」を県に提出する。【松井聡】 毎日新聞 2006年8月27日 ジェンダー本撤去問題 上野東大教授ら抗議集会 (2006年8月27日 読売新聞福井版) 県生活学習館が、フェミニズム関係の書籍約150冊を一時撤去した問題で、対象となった本の著者の上野千鶴子・東京大教授らが26日、福井市の県民会館で抗議集会を開き、「対抗勢力に負けず、(男女共同参画の)声を上げていくことが大切だ」と訴えた。 約180人が参加。今大地晴美・敦賀市議らが一時撤去した書籍名の公表を情報公開制度を使って県に迫り、実現した経緯などを説明。撤去を繰り返さないよう県に求める苦情申出書への署名を呼びかけた。 上野教授は「福井は本の撤去で目立ったが、(フェミニズムに対する)バックラッシュ(揺り戻し)の動きは根が深い。特に東京都は教育現場が委縮しており、今後どこに広がるか分からない。今日は(書籍名などの全面公開を引き出し)勝利した証しの集会が出来てうれしい」と述べた。 参加者が意見を述べるリレートークでは、本の撤去を申し入れた県男女共同参画推進員の男性も発言。「理解不能な言葉や写真が使われており、男女共同参画にふさわしいのか」とした。 これに抗議する側から「バッシングを身近に感じる」「この問題をきっかけに、対抗するネットワークを広げたい」などの声が上がり、同教授も「獲得したものは闘わないと失う。女はおとなしく台所に引っ込んでいろという声から守り抜いて」と話した。 「福井だけの問題でない」 男女共同参画本撤去で抗議集会 (日刊県民福井 2006/08/27) 「福井単独の問題ではない」「離婚やシングルマザーを危険ととらえる勢力がある」-。県生活学習館の男女共同参画関連の蔵書百五十三冊が撤去された問題について、二十六日に福井市の県民会館で開かれた抗議集会では、全国的に目立つバックラッシュ(揺り戻し)を懸念する発言が相次いだ。 県内外から約百八十人(主催者発表)が参加。著書が一時撤去の対象となり、問題を「福井発『焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)』」として批判している上野千鶴子・東大教授は、「言論人にとっては著書を届けられず口を封じられるのは、生き埋めになったのと同じ」と説明。「福井県は一度入れた本を撤去するという目につくことをやりすぎただけ。全国的に、ジェンダーやジェンダーフリーに対するバックラッシュが広がっている」と述べ、今回の“事件”が、福井県に限定した問題でないことを強調した。 その上で、「潮目が変わると、一気に取り返しのつかない状況になる。どんなサインも見逃さず、もぐらたたきのように一つ一つつぶしていかなくてはならない」と呼びかけた。 当初から、この問題にかかわってきた今大地晴美・敦賀市議も「県は、しっかりと説明責任を果たすべきだ。批判がネットワークでつながりここまで来た。一人一人が事件について考え、今、何をするべきかを考える必要がある」と話した。 一時撤去のきっかけとなったリストを提出した男性も出席。マイクを握り「リストの本は、理解不能で生活学習館に置くことにふさわしくない。本の内容を議論するべきだ」と発言すると、一部から発言に同調する大声のやじが飛び、騒然とする一幕もあった。 集会は、図書リストの公開を求めて県を相手に提訴する準備を進めていたグループなどが主催。リストを事実上非公開とする決定をした県は、提訴予定日を前に方針を一転、今月十一日に公開した。 (北村剛史)
by alfayoko2005
| 2006-08-27 17:02
| バックラッシュ
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