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[迫る米中間選挙](4)シュワ知事“変節” 時には大統領も批判(連載) (読売 2006/08/26朝刊)
「最近、妻に『ケネディに似てきた』って言われるんだ。どのケネディ、って聞いたんだけれど……」 ロサンゼルスで開かれた同性愛者団体の集会。元映画スターでカリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガー氏がこんな雑談で演説を始めると、約300人のメンバーがどっとわいた。リベラル色が強い聴衆に、妻のマリアさんが民主党のケネディ元大統領一族であることを強調する発言だった。 今秋の中間選挙に向け、同知事の共和党らしからぬ選挙戦略が際だっている。 急増する中南米系住民の集会にもたびたび出席し、「私もオーストリア出身の移民」とアピールする。 カリフォルニア州は民主党の牙城(がじょう)。そして、州上下両院での「民主党支配」を支えているのが中南米系住民らだ。知事の狙いは、「少数派擁護」を掲げる同党の支持基盤を切り崩すことにある。州民の関心が強い環境問題にも力を入れ、ブッシュ大統領の地球温暖化問題に対する姿勢を公然と批判する。 これに対し、民主党の対立候補で元州財務長官のフィル・アンジェリデス氏は、「選挙のため中道的に振る舞っているだけで、実態は違う」と苦々しげだ。 確かに、知事は昨年9月、州議会が可決した同性婚を認める法案の承認を拒否。メキシコ国境で不法移民を取り締まる自警団「ミニットマン」を賛美するなど、昨年までは強硬な言動が目についた。 そんな知事を変えたのが昨年11月に行われた住民投票での挫折だった。州予算の支出額に限度を設けるなど、共和党色の強い行財政改革案はすべて否決された。財政再建は前知事のリコールで2003年に初当選した際の公約だっただけに、「明日からやり直す」と敗北を認めた。 それからの動きは素早かった。元民主党幹部の女性を選挙キャンペーン責任者に任命し、民主党優勢の議会との対決姿勢も改めた。巨額の州債を発行し、交通、教育などで大幅な支出増を図ることも約束した。 その後、急落していた支持率は回復。アンジェリデス氏が公約した企業や富裕層への増税策が不評なこともあり、戦いを有利に進めている。当初、「変節」を批判した共和党のレイ・ヘインズ州下院議員も、「大統領批判なんて普通の知事ではできないが、この州では中道的に振る舞わないと当選できない」と理解を示す。 一方、南カリフォルニア大のジョン・マツサカ教授は、史上最高額の州債発行について、「昨年までの政策と矛盾するので驚いた」と指摘する。地元紙には「どれが本当のアーノルド?」との見出しも躍る。 ブッシュ政権に逆風が吹く中、選挙向けの超党派路線だけで逃げ切れるか。「タレント候補」脱却をめざす知事の正念場だ。(ロサンゼルス 古沢由紀子、写真も) 〈知事の公約〉 約380億ドルの財政赤字を抱え、前知事がリコールされたのを受け、歳出を大幅に削減し、増税なき財政再建を行うと訴えて当選。就任直後には、自動車税の増税撤回などを実現させた。 図=シュワルツェネッガー知事の支持率推移 写真=ロサンゼルス近郊で開かれた中南米系住民の集会で笑顔を見せるシュワルツェネッガー知事(右)
by alfayoko2005
| 2006-08-27 10:46
| LGB(TIQ)
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