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朝日・宮崎版
都城市 同性愛者に配慮の文言削除 2006年09月13日 都城市は、男女共同参画社会づくり条例(04年4月施行)で定めた人権を尊重すべき対象者から「性別または性的指向にかかわらず」の文言を削除した新条例案を、市議会に提案した。同性愛や性同一性障害など性的少数者にも配慮した全国でも先駆的な条例として制定時に注目された。市は削除の理由を「性的指向は人権の一分野。尊重する対象は『すべての人』との表現で包括できる」と説明するが、疑問や批判の声も出ている。 今年1月の周辺4町との合併に伴い、新条例を制定することにした。 旧条例は草案づくりの段階で同性愛者らの意見も聴き、03年12月議会に提案。賛成13、反対12、退席3の賛成多数で可決した。人権を尊重すべき対象を「性別または性的指向にかかわらず、すべての人」と定義した。 新条例の策定にあたり、市はパブリックコメント制度で市民の意見を募集。回答は63件あり、「『性的指向にかかわらず』の表現は必要ない」「性的少数者の人権を条例で認める必要はない」といった意見も出た。 市はこれを踏まえて審議会に諮り、「性的指向」の部分を削除した条例案をまとめ、4日に開会した定例会に提案した。市は「性的少数者の尊重と平等性は、憲法ですでに保障されている」などとしている。 これに対し、自らを同性愛者と公表している大阪府議の尾辻かな子さん(31)は「文言を削除できるのは、少数者への差別がなくなった時。削除すれば、いまも厳然とある差別や偏見を助長することになる」と批判。削除の取り消しを求める文書に250人分の署名を添え、14日にも長峯誠市長や市議会に手渡す。 この問題は13日午後の市議会一般質問で2議員が取り上げる。 宮崎日日新聞社説:男女参画条例を修正?避けたい、振り出しへ戻る愚
by alfayoko2005
| 2006-09-13 11:10
| LGB(TIQ)
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