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米中間選挙:民主が下院で逆転も 12年ぶり「地殻変動」
毎日新聞 2006年10月27日 0時47分 (最終更新時間 10月27日 1時02分) 11月7日に投開票される米中間選挙まで2週間を切った。12年ぶりに民主党が下院で多数派になる可能性が高まり、米政界の「地殻変動」を予感させている。最大焦点のイラク政策が行き詰まり、政権基盤の保守派でさえ共和党から距離を置くほどだ。結果次第では、ブッシュ大統領の影響力低下は避けられず、次期大統領選(08年)の動向に影響を与えるのは確実だ。【ワシントン及川正也】 米メディアや専門家の間には、今回の中間選挙が94年の中間選挙に酷似しているとの見方が強い。同選挙では、与党だった民主党が敗れ、共和党が40年ぶりに上下両院を制した。現職大統領や現職議員への不満が充満する政治状況が共通しているためだ。 94年はうっ積したムードを破るかのように保守的な政策綱領「米国との契約」を打ち出した共和党が圧勝。民主党は下院で一気に52議席を失った。その投票直前のクリントン政権への支持率は48%だったが、今回、ブッシュ大統領の支持率はさらに低い40%前後だ。 現在の勢力分野は上院が共和党55、民主党44、民主系無所属1、下院が共和党230、民主党201、民主系無所属1、欠員3(元共和2、元民主1)。民主党が多数派になるには上院で6議席、下院では15議席の上積みが必要になる。 選挙分析で定評のあるクック・ポリティカル・リポートによると、25日現在、下院は民主党が共和党の4議席奪取をほぼ確実にし、27の共和党選挙区で善戦している。「民主党は30議席以上の奪取を視野に入れた」との地滑り的勝利を予測する報道もある。 一方、上院は改選議席が全定数の3分の1にとどまるため、今選挙で民主党が与党になるのは難しいとの見方もあるが、ここに来て、「上院も民主党が過半数を占める可能性が高い」(ロサンゼルス・タイムズ紙の調査)との予測も出ており、予断を許さない状況だ。 ◇イラク政策批判で大統領に危機感 「(中間選挙は)経済成長を助け、安全を守るのはどちらの党かという審判だ。我々は(上下両院で)勝利するだろう」。ブッシュ大統領は25日、急きょ開いた記者会見で、語気を強めた。 うかがえたのは、選挙の焦点をイラク問題から、経済とテロ対策に移そうという計算。裏返せば、この会見自体が、イラク政策への批判を受ける大統領の危機感の強さを示したものと言える。 ブッシュ大統領は、1年から1年半で治安権限をイラク側に移すというイラクの治安回復「目標」を示した行程表について説明した。治安回復のメドがあることを示すことによって、イラク政策への批判をかわす狙いがあった。 しかし、バグダッドではマリキ・イラク首相がその内容に関し、「米側の主張は中間選挙の影響を受けたものだ」と強い不満を表明。米政権の思い通りに進まない状況を象徴する結果になった。 イラクでの米兵死者は2800人を突破。10月に入っての死者増大に、共和党有力議員からも不満が噴出した。CNNテレビの調査ではイラク政策への支持は過去最低水準の34%(不支持64%)だ。ニクソン大統領は72年に、泥沼化したベトナム問題をめぐって米軍を縮小する政策を掲げ再選した。ブッシュ政権も兵力削減を目指してイラクの自立を訴えたが、米軍増強を強いられているのが現状だ。 ピュー・リサーチ・センター調査ではイラク駐留への共和党保守派の支持率が9月の80%から10月は67%に急落した。これにフォーリー前下院議員(共和党)のわいせつ電子メール問題が追い打ちをかけた。米ブルッキングズ研究所のトーマス・マン上級研究員は「共和党の基盤である宗教右派を落胆させ、ブッシュ政権の戦略が頓挫した」と分析する。 頼みの経済をめぐっても、世論の評価は甘くない。確かに米経済は堅調で、米政権は「減税政策の効果」と胸を張る。10月に入ってダウ平均株価は史上最高値を更新し、ガソリン価格は大幅に下落。共和党には追い風になるはずだった。 しかし、米メディアの調査では、米経済の評価は「4(良い)対6(悪い)」と厳しい。しかも、経済政策に関する政党別評価では民主党(50%)が共和党(36%)を上回っており、ブッシュ大統領の思惑通りには運んでいない。 98年、クリントン前大統領の不倫疑惑で苦戦が伝えられた民主党は予想を覆し、政権与党でありながら議席を増やすという中間選挙としては46年ぶりの快挙を成し遂げた。背景には好調な経済があった。しかし、今選挙では、そうした「経済効果」は見えてこない。 ◇共和党敗北なら、大統領選で民主が政権奪還も 「手ごわい候補になる。勝ってほしくないが、彼女は勝ち得ると思う」 チェイニー副大統領は24日、米FOXテレビのインタビューで08年大統領選挙で民主党のヒラリー・クリントン上院議員が勝利する可能性があるとの考えを示し、警戒感をあらわにした。 中間選挙で共和党が大きく負けた場合、ブッシュ大統領のレイムダック(死に体)化が進み、次期大統領選で民主党が政権奪還する可能性が高まるとの見方が広がっている。「2年後もイラクが焦点なら、共和党が政権を失う」と大統領選に詳しいテキサス大のゲーリー・キース教授も予測する。 下院だけでも民主党が多数派を占めた場合、専門家の多くが「ブッシュ大統領はイラク戦費予算を通過させるため民主党との妥協を強いられる」と指摘する。民主党はイラク政策の誤りを糾弾する方針を示しており、政府高官らを召喚状で議会に呼び付けて証言させ、政権側を徹底攻撃する可能性が高い。 民主、上院過半数奪還も=主戦場3州でリード-中間選挙・米紙調査 【ロサンゼルス25日時事】25日付の米紙ロサンゼルス・タイムズは、11月7日投票の中間選挙に関する世論調査結果を掲載した。上院議員選挙で、「主戦場」とみられるオハイオ、ニュージャージー両州などで民主党候補が共和党候補をリード。民主党が上院過半数を奪還する可能性が出てきたとしている。 (時事通信) - 10月26日9時1分更新
by alfayoko2005
| 2006-10-27 08:13
| 米政治
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