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世界日報社説
2006年12月10日 ジェンダーフリー/市川市条例改廃を全国にも 千葉県市川市議会は、「男らしさ、女らしさ」などの男女の性差を軽視し、その解消さえ訴える「男女平等基本条例」を改廃し、新しい条例を小差で可決した。 新条例の「男女共同参画社会基本条例」は、「男らしさ、女らしさ」に留意するとともに、出産・育児での母性および父性の尊重もうたう評価できるものだ。 危険な要因見抜き可決 旧条例は、ジェンダーを「生物学的性差とは別に、男女の役割を固定的に捉え社会的文化的経済的に培われた性差」と定義し、これを男女平等の実現を阻んでいる要因と指摘。「家族一人一人がジェンダーに捕らわれることなく、それぞれの個性を大切にする家庭」とうたい、事実上、父性、母性を軽視したものとなっていた。 新条例案を議員提案した保守系四会派が、ジェンダーに込められた危険な要因を見抜き、激しい批判に遭っても結束を乱さず、同条例案可決にこぎつけたことは大きな意義がある。 これまで、鹿児島県など、ジェンダーフリーの理念が盛り込まれた男女共同参画条例を持つ自治体が、「ジェンダーフリー教育を行わない」等の歯止めを掛ける県議会決議を行った例はあった。だが、ジェンダーの文言を随所に入れ込んだ過激な条例を抜本的に改めたのは、全国でも初のケースだ。画期的な新条例の制定といえる。 問題が表面化していなかった四年前に全会一致で可決された旧条例は、全国フェミニスト議員連盟代表、石崎たかよ市議が中心となって作成したものだ。 旧条例には「ジェンダーに捕らわれることなく」という表現のみならず、「市は、教育や男女平等に関する相談業務に携わる人を対象に、ジェンダーを解消するための研修を行わなければならない」という、極めて過激な文言が盛り込まれている。 保守系会派市議は、ジェンダー解消を是とする条例が、「男らしさ、女らしさ」の積極的な解消を重視し、男女ごちゃ混ぜ教育の根拠になっていくことを懸念。今議会で新条例案を提案した。 実際、文部科学省が今夏公表した「学校調査」から、ジェンダーフリー教育が教育現場に浸透していることが判明している。 小学五、六年で、それぞれ七百三十数校が男女混合騎馬戦を実施しており、その理由として「男女協力・男女平等の意識を育てるため」と答えている学校が少なくない。「男女の協力」との理由で、林間学校等での男女同室の実施を説明している学校も見られた。 さらに、児童の呼称を「さん付け」で統一している小学校は、七千二百八十九校、全体の32・8%にも上っている。 保守系市議が市川市でも具体的事例があると指摘したのに対し、反対派市議は確認されていないと主張。また、過激なフェミニストは、市川市条例のような条例を根拠に全国的にジェンダーフリーを推し進めてきたといえる。実例が随所に現れてきてからでは手遅れである。 新条例は、間違ったジェンダーの思想を一掃した。その一方で、男女の特性を生かした積極的な共同参画の推進も唱えている。職場での「性別による差別」の是正は、旧条例の文言を生かしており、バランスの取れたものだ。 保守結束の模範ケースに 今回、全国から保守会派市議への激励が多数寄せられた。市川市をモデルケースとして、全国でも間違ったジェンダー思想を一掃し、正しい男女共同参画のための条例へと改める時に来ている。
by alfayoko2005
| 2006-12-11 11:32
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