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柳沢厚生労働大臣の辞任を求める意見書
柳沢厚生労働大臣は、1月27日の島根県松江市内の自民県議の決起集会で、女性について「産む機械、装置の数は決まっているから、後は一人頭で頑張ってもらうしかない」などと発言した。この女性蔑視発言をめぐって、日本中に批判が広がっており、小金井市議会議長も「柳沢厚生労働大臣の辞任を求める議長声明」を2月1日に発表した。柳沢発言は女性の人権を無視するものであり、許されるものではない。また、年金や福祉、少子化問題に関する講演の中で述べられた文脈からすれば、この発言は、年金財源や税収確保のために国が女性に産むことを強制し、人口政策の道具とみなすことを意味している。国が、女性をはじめとする人々の生き方や家族の形態にまで介入するべきではなく、柳沢氏の厚労相としての資質が疑われる。 しかも柳沢大臣は、2月6日の記者会見では、今後の少子化対策について若者の雇用改善の必要性を挙げたうえで、「若い人たちは結婚をしたい、子どもも2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいる」と語った。これもまた、人の生き方について、国の都合による恣意的な基準で評価を加える発言に他ならず、そこには、それ以外の希望を持つ者を排除する論理が働くことになる。柳沢大臣の一貫した思想を裏づける発言であり、このような人物は厚労相の任にふさわしいとは言えない。 小金井市は1996年、全国の自治体で初めて「男女平等都市宣言」を制定した。その前文では「自らの個性にあった生き方を自由に選択できる社会を願っています」と述べ、宣言項目では「人権を尊重し、互いの性を認め支えあい、いきいきと充実した人生がおくれる男女平等の『小金井市』をめざします」と述べている。柳沢大臣の一連の発言は、「男女平等都市宣言」を制定した小金井市議会としても、決して看過できるものではない。 よって、小金井市議会は、柳沢厚生労働大臣の辞任を求めるものである。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成19年3月2日 小金井市議会議長 鈴 木 洋 子 内閣総理大臣 様 厚生労働大臣 様 (採決状況) 賛成15(民主4 みどりの風5 公明2 共産4) 反対 5(自由民主クラブ5) 退席 3(公明1、改革連合2) 東京都小金井市議会
by alfayoko2005
| 2007-03-03 09:52
| ジェンダー・セックス
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